動物園サポーター [2号のカメ日記]
2号の将来の夢は,動物のケガや病気を治してあげる獣医さん,若しくは動物が生きていく自然環境を整えていってあげる環境監視員みたいな仕事。どっちにしようか迷っているそうでございます。
最近ではどこで拾ってきたのだかナショナルトラスト運動などにも興味を持ち,家に帰ってきてはなんだかんだと話を持ちかけてきます。
まあ,それだけ聞くとなんと夢あふれた子であろうとお褒めになる方もいらっしゃるかもしれませんが,ところがどっこい日々の自分の暮らしさえちゃんとデキネー野郎は夢を語るにゃ100年早いと言いたくなることもしばしばでございます。
人並み以上の立派な夢を語るわりには人並み以下の知能と行動力しか持ち合わせていないのが親としての悩みの種でございます。
少なくとも毎日欠かさずシャツを後ろ前に着ることと,意味なく踊るアクションだけはさっさとやめて欲しいものです。。。
ピンクのクマやらウサギやらを好むのはこの際勘弁してやりましょう・・・
さて,親の愚痴はこの位といたしまして本日のお題ですが,その2号がまた新しいネタを学校で仕入れて参りました。
それが「動物園サポーター」のお話でございます。
この「動物園サポーター」以前よりテレビやネットなどで取り上げられていたこともあり,ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
おとうもアバウトな内容は見聞きしていたのですが,今回2号が「動物園サポーター」に登録したいというので改めて申込を兼ねてチェックし直してみました。
メジャーかどうかは知りませんが,パッと調べて行き着いた動物園サポーターの団体は2つありました。
まず1つ目はこちら。
都立動物園の動物達をサポートする「動物園サポーター」。
上野動物園サポーターのご案内:
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/index.html
多摩動物公園サポーターのご案内:
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/index.html
【上野動物園・サポーター制度案内】
2号が仕入れてきたのはこちらのお話でございます。
こちらのサポーター制度は動物園の事業内容をよくよく理解した上で資金を提供し,これにより各動物園の飼育動物の飼料を買ったり遊具を開発したりと要は資金的なお手伝いをするようなものでしょうか?
この都立動物園系のサポーター制度のおもしろいところは,単純に動物園に対して資金を提供するだけでなく,自分のサポートする動物を指定することができるのです。
さらには希望すればサポーターの名前を動物園の厩舎や「東京ズーネット」のHP上に掲載して貰えたり,動物園が開催するサポーターズデイなどのイベントにも参加することができるようです。
サポーター資金は個人としては1口10,000円〜なのですが,中学生以下でしたら1,000円!これでしたら金ナシ2号の意志を親がサポートすることが可能です。(←2号サポート制度)
何せウチの子供小遣いあげてませんから・・・(←ひどい親)
ただ申込書届いてからどの動物にするかで悩むこと悩むこと悩むこと悩むこと・・・
よーやくジャイアントパンダにするという結論がでたようでございました。ナゲーヨオイ!
コアラが良い人は多摩動物公園のヤツを申し込んでね!
【ガイドブックとサポーター登録証】
申込後数日でパンダ&笹柄(上野動物園だからでしょう)の封筒で動物園のガイドブックと動物園サポーター登録証が送られてきます。
結構このガイドブックが良くできてるのよ!
で,もう一つはこちら。
「市民Zooネットワーク」
http://www.zoo-net.org/
【市民Zooネット・サポーターのご案内】
こちらは広義では先の都立動物園のサポーター制度と同じようなものなのでしょうが,大きく掲げる目標のようなものがあるようです。
人間と動物・自然との関係をより深く理解するための動物園の存在。この動物園での動物たちの暮らしの中で「環境エンリッチメント」について考え,提案していこうというのがこの市民Zooネットの考え方のようです。(間違えてたらゴメンね。)
送られてきたパンフレットを拝見すると,動物園を通じての動物のふれあい方をいろんな観点から提案したり,勉強したり・・・
各地の動物園の動物のための飼育法の工夫等,人と動物相互の接点をより意味深いモノにしていこうという気持ちが感じられます。
こうした活動について寄付や行動といった様々な形で市民からのサポートを受け付けており,今回行動という面ではサポートできないものの,考え方・目指すモノが2号のそれと近いものではないかと考え,本人と相談の上でこちらにもサポーター登録をさせて貰うことといたしました。
こちらは一般会員:1口3,000円ですが,高校生以下の学生は1口1,000円とのことだそうです。
動物に関わるセミナーやワークショップなども開催しているようで,いつかそのような機会にも連れて行ってやろうかと思っております。
いずれのサポーター制度についても正直,11歳(ん,10歳だっけ?12歳?)の2号がパーフェクトにその内容を理解しているとは到底思っておりませんが,スタート時の動機などは小さなものでも良いんです。きっかけは米粒ほどでも良いのですよ。
ただそれを2号が自分の成長と共に自分なりに理解していき,自分の考えをふまえて次の自分の将来について考えていってくれるのであれば上出来ですよ!
まあ,1,000円払ってスグ忘れる可能性も十分ありますけどね。それも一つの結果です。
何もしなければ何も変わりませんからね。
子供のころ、親の忙しい姿をみて自分のしていることを親は理解しているのかな~っていつも思っていました。
そんな忙しい親が、ぽつりとそれにアドバイスをくれた時本当にうれしかった!
>何もしなければ何も変わりませんからね。
自分もまったくその通りだとおもいます。
by じかみ (2007-04-01 08:37)
獣医師になって、鉄砲持って、日々山の中で野生動物を観察し、時に保護し、時に増えすぎた野生動物の問題を提起する。。。
俺?
それ俺?
こんなエロなオヤジに憧れると?
なんと巨大なダークフォース。
むふー。
もはや教えるべきことは何もない。
行け!
2号。
父やべとやうりゃを越える偉大なヨゴレブロガーとなるのぢゃっ!
by べと (2007-04-01 11:34)
あっおかえりー
それにしてもおとうの記事読んで『動物園サポーター制度』でネット検索したらいっぱいあるのね…。大体どの動物園でも広い意味で『サポーター』の定義は同じみたいですね。
動物園のイメージといえば、ディズニーランドと同じく非日常体験の最たるものと思ってましたが、このサポーター制度でその距離が少しでも縮むことは大変喜ばしい。。
『餌代や管理費の助成』といったやや現実的な目的よりも、一緒になって動物を育むことの意味。これが12歳以下の子供の小遣い程度で参加できるんだったらそれは素晴らしいことです。
ある意味Jリーグ(弱小クラブも)のサポーター制度と共通するものを感じます。
あっそうそう、旭山は旭川市民全体がサポーターですね。そんな動物園が増えるといいですなぁ…。
by ぐっさん (2007-04-02 09:44)
じかみさん
その通りですね。
親が子供を見守るように,子供もまた親の背中を見て育つ・・・
双方がお互いをわかりあって,老いと成長が等しく成り立っていくものと思っています。
あぁそうありたい。。。
by おとうたま (2007-04-02 12:33)
べとさん
その通りではありません。
全く違いますね。
実は第1稿では,
「2号の将来の夢は~獣医さん(除・べ●)」と書いてありました。
書いてみてかわいそうだったので現在の文面に直しましたが,自覚が足りないのであれば原文に差し替えますが。。。ドースル?
by おとうたま (2007-04-02 12:35)
ぐっさん
その通りですね。
サポーターってかなり広義で使えますから一概に全てが同じシステムではないのですが,今回の話で言えば「動物園(若しくは動物そのもの)」と接点を持つ一つのやり方。としてまずは理解すればよいのかな?って思ってます。
水族館とか美術館とか,いろいろこれからも探してみたいと思いますね。
おとう的には宇都宮動物園の入り口にあるゴジラの石像のサポーターになりたいです。
っていうか,欲しいです。。。
by おとうたま (2007-04-02 12:39)