銃砲店訪問 三進小銃器製作所 [おとうの独り言/射撃系]
タイトルだけを見るといかにもシリーズ的に銃砲店を訪れているかのようですが・・・
実はおとう・・・
いっつもお世話になっている宇都宮・ミツボシさん以外,他の銃砲店を訪れた事がほとんどございません。
そんな中でも過去に2回か3回お邪魔した事があるのが三進小銃器さんでして。。。
三進小銃器本社(日暮里店・工場)
銃はミツボシさんで買った『X-Trap』1丁しか持ってないですから,もちろん三進さんでモノ買った事ないんですけど,なんかグダグダしにいきまして。。。
今回も東京への出張ついでに立ち寄りました・・・
お忙しい中,明らかにお忙しい中,文字通りお邪魔しまして・・・
さらには常連のお二人(ganさん,takaさん)も巻き込んでいろいろとお話をして参りました。
ご存知の方も多いと思いますが,こちらは工房併設・・・っていうか,元々が製作で小売りは後からなんでしたっけ?
そんなお店ですのでいろんなカスタマイズや修理,調整など,全国のお客様を相手に日々お忙しいところでございます。
訪ねたその日も誰のものとは言えませんが,有名なシューターさんの銃がお手入れ中でありましたよ。
とにかく工房ですからね。
銃に関するいろんな事にとっても詳しくって詳しくって・・・
銃に関する様々な凝った工夫などを考えております。
特許絡みが多いので具体的にはなにも申せませんが,「アソコをあんな風に改良する」システムとか,「え〜!そんなことができるの〜!」システム,さらには「思いついたけど実現は不可能だと思っていました」システムなど,数々の面白びっくりアイデアを社長さんが詳しくお話ししてくれます。
う〜ん,聞いてて飽きない!
支障がなさそうなレベルだと,NS-Webの掲示板とかに紹介されてる簡易脱着式スーパーハイリブなんかもそんなアイデアの一つですかね。(店長お試し中!カッコいいんだ,コレが。)
それと扱ってる銃の種類が豊富ですからね。
なかなか拝見できない銃も置いてある事もございます。
先日発売のMook本にも掲載されていた気がしますが,三進さんオリジナルメイドの水平二連銃などもございます。
【三進カスタム水平二連】
しっかりとしたロッキングシステム(二ヶ所だったかな?)が剛健さを表しています。
【サイドプレートの内側には繊細な機関部が!】
そしてサイドプレートを外すと精密時計かの様な精巧な撃発機構が・・・
薄い!そして美しい!
表側を撮るの忘れてましたけど,細部まで彫金細工が施されています。
それはもう妥協がナイレベルで・・・
【擦り合わせはパーフェクト】 【サイドプレート外したところ】
サイドプレートをはめ込むところもその内部構造に合わせた彫り込みが必要になります。
バネの形状とかに合わせた立体的な彫り込みもまたハンドメイドの証明ですね!
他にもいろんな銃の説明をしてくれます。
機構,歴史,長所,etc...
あぁおとうの記憶力がよければちゃんとした知識がいっぱい付くのに・・・
すいません,社長・店長!
お話し頂いた事の3割くらいしか覚えられません!
ま,それくらいいっぱいお話をしてくれたということで。。。
さて,もうひとつ今回の目玉が・・・
アメリカで発売になった時に一目で気に入ったこの一丁!(ん,イタリアでないよね?)
BERETTA UGB25 Xcel
Berettaの元折式自動銃でございます。
上記サイトで動画やスクリーンセイバー,壁紙などいっぱいございますよ。
詳しい仕様はこちらをご覧下さい。
【うぉを〜!!モノホンだぁ〜!!!(空撃ちケース装填)】
みせて頂きましたよ。
モノホンの UBG25 Xcel かっちょいいですねぇ〜!
機関部は自動銃ですからね。
同じ30インチ銃身でもなんか全長は長く感じるのは気のせいですかね。。。
【折ってもらうとこんな感じ
(入っているのは空撃ちケースです)】
1発目は薬室に,2発目はサイドの装填ポケット(正式な名称が知りません)に入れるそうです。
2発目は内側に引き込まれる構造になっていて,初矢が発砲されるとすぐに装填されるようになっています。
自動銃ですけど2発まで。。。
トリプルトラップはできませんね。
初矢発砲のみで銃を折る時は,既に2発目が薬室に行ってしまいますので,ここから弾を抜く事になるようです。
【機関部の左サイド】
リリースレバーは上部ではなく左サイドに付いています。
これを下方に押し込む事で銃を折る事ができるようです。
機関部の上部などには樹脂製のパーツなども使われています。
きっと軽量化とかの意味もあるのでしょうね。
【機関部右サイド(空撃ちケース装填)】
UGB25 Xcel の最大の特徴とも言える次発装填機構!
Berettaサイトの動画を見る限りではストレスなく高速な装填がされているように感じます。
【機関部下部】
機関部下部に排莢孔があります。
一般的な自動銃のように右上に大きく飛び出して行く様な事はなく,射手の足下に放出されるようですね。
左サイドの大きなリリースレバーが目立ちますね。
大きいから開閉作業は楽なのかもしれません。
【アジャスタブルストック】
そしてアジャスタブルストックも標準装備。
コムの部分の上下はもちろん,パッド部を伸ばしたりひねったり,かなり自由に調整する事ができるようです。
(ひねりは凄い。。。)
これならプル長なども好きなように変えられますね。
パッドそのものはBerettaのジェルパッドを使っているようですね。
【リブと銃身には隙間が・・・】 【オプティマ(交換)チョーク】
一見かなりのハイリブ銃に見えますが,この銃は上下二連で言うと下の銃身のみでできている銃になります。
高いリブは実は上の銃身に相当するレベル!
つまりデザイン上はハイリブでも機構的にはノーマルリブの高さなのです。
ハイリブではなくあくまでも下銃身に上銃身分のリブが載ってる感じって言えばいいですかね。
下銃身での単発っていうことは銃の跳ね上がりを防止する意味もあるのでしょうね。
そして単銃身での発砲を繰り返しますので,熱膨張等を考慮してリブと銃身には微妙な隙間が空けてあります。
これにより反り返りを防いでいるわけでね!(店長談受け売り・・・)
そして単銃身の先にはオプティマチョーク(交換チョーク)が付けられています。
たぶんおとうのX-Trapと同じチョークだと思います。
いーなー・・・
欲しーなー・・・
誰か UBG25 Xcel 買ってくれないかなぁ〜・・・(←他力本願)
この元折式自動銃っていうのはこれが最初かと思っておりましたら,実はもっと前から他社さんで作っていたものがあるそうで。。。
これも先日NS-Webさんの掲示板で紹介されていましたが,コスミというメーカーさんで作られているそうで。。。
こちらは小さな工房レベルのメーカーさんのようですが,それこそハンドメイドの匠の技が冴えるレベルの高級銃だそうです。
生憎実銃は見る事はできませんでしたが,これは次発以降の弾はなんと銃床部分に直線的に装填できるそうです。
元々は薬室まで併せて8発の装填が可能(海外仕様)なように作られているそうです。(もちろん日本仕様は3発までしか入らないようになっています)
かなり凝った造りの機構を持っておりますが,このコスミさんは自動銃の元祖とも言えるところらしく,そのシステムの信頼性はかなりのものらしいです。(←知らなかった)
ある意味現代的に作った BERETTA UBG25 Xcel は機構をより単純化し,デザイン性を持たせたものとなっておりますが,匠の逸品としてはコスミさんの方が上なのでしょうね。。。
オーダーしてから数年待たされるレベルのコスミの元折式自動銃。。。どなたか注文されてみませんか?
【店内では茶飲み話に花が咲きます】
さてさて,そんないろんないろんなお話をしてくれる気さくなお店ですからね。
常連さん達は入り浸っている・・・のかな???
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日暮里の三進さん、小生も昨年二度ほどお邪魔しました。 .30口径用の銃身フェルトクリーナーを購入しました。 散弾銃のプロショップですね。
by スタMasa夜勤中仮眠休憩時間 (2009-03-02 22:02)
おひさしぶりでございますm(__)m
三進さん、メチャ地元です。
いつこちらにいらっしゃったんですか?
私は射撃を初めてから、地元にあるということ知ったんですが
まだ一度もお店には行ったことないです(>_<)
親切丁寧と評判は伺ってるんですが、
イメージ的にお金持ちしか入れないような雰囲気と、
勝手に思い込んでおりまして・・・
おとうたまのお名前を出したらお安くしてくれるのかしら・・・
by しげっち (2009-03-02 23:06)
>東京への出張ついでに立ち寄りました・・・
ほう。。。。。。、で、その後に立ち寄った日暮里の韓〇マッサージは、どんな按配だったのでしょうか?
by ToT (2009-03-03 00:35)
スタMasaさん
東京にすんでいた頃のおとうの活動エリアから考えると圧倒的に立川の三進さんの方が近いんですけど,行った事ないんですよね。。。
場所から考えるにおそらく前は通ってますけど。。。
by おとうたま (2009-03-03 08:03)
しげっちさん
こちらこそごぶさたでーす。
しげっちさんはあの辺なんでしたっけ?
んじゃ次行くときは声かけないといけませんね。
おとうの名前を出すと割引サービスはないかもしれませんが,割増(おとうの分)の請求はまわされるかもしれません。。。
よしなに。。。
by おとうたま (2009-03-03 08:06)
Tの字
ほう。。。。。。、で、日暮里に韓〇マッサージがあるのを何で知ってる?
少なくともおとうは知らなかったぞ。。。
ちょっとだっちゃにメールを打って,財布の中に日暮里界隈の名詞が入ってないか探ってもらうかな。。。
by おとうたま (2009-03-03 08:08)