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タイタンの戦い [映画大好き!]

 もう30年近く前の作品になりますかね。。。
 おとうにとってのSF映画の巨匠の1人,レイ・ハリーハウゼンさんの長編映画としては記憶の限りで最後の作品であった「タイタンの戦い:Crash of the Titans」が公開されました。

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 当時おとうは中学生かな。。。
 スターログっていうSF映画専門誌なんかを読みあさっていましたね。
 その中の特集記事なんか見ながら楽しみに映画館に行った記憶がございます。

 レイ・ハリーハウゼンさんは,ストップ・モーションの神様みたいな方でしてね。
 皆さんよくご存知な作品で言えば,「シンドバッド」シリーズとか,「アルゴ探検隊の大冒険」なんかが有名でないですかね?

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 今のようにCGとかメカとかには頼れない映画製作の時代,現実には存在しない怪物を映画として作品にするにはかなりの苦労を要したはずです。
 そうしたテクニックの一つとして使われていたのがストップ・モーションなのです。

 空想の怪物の人形を作り,脚本に合わせた動きで一コマずつ撮影をしていく・・・
 1本の長編映画を作るのに要する時間は想像を絶するものがあったはずです。

 そして何よりも用いる人形の造形がポイントとなるのです。
 この造形の良さ!動きの良さがハリーハウゼンさんのハリーハウゼンたる所以なのですよ。

 昔の「タイタンの戦い」はハリーハウゼンさんの集大成とも言うべき作品でして,劇中出てくるメデューサとかクラーケンとかはそれはそれは素晴らしい造形のモデルでございましたね。
 正直,今回観て来た新「タイタンの戦い」の各キャラクターも,少なからずハリーハウゼン版の影響を受けていたと思いますよ。

 ハリーハウゼンさんは自分の作品でオスカーもらった事は無いはずですけど,多くのオスカー受賞監督や製作陣はハリーハウゼンさんの作品に影響を受けたはずです。
 その功績もあってたしか数年前にオスカーの特別賞をもらってたと思います。

 さて,そんな思い入れの多い「タイタンの戦い」。
 新たな作品として,そして今流行の3D作品として甦りました。

 タイタンの戦い:Crash of the Titans

 この物語はギリシャ神話の良いとこどり!みたいな感じですからね。
 ストーリー的には面白くないわけがありません。

 主演はここ1年で圧倒的に主演作品の増えたサム・ワーシントン!
 おとうが始めてこの方を意識してみたのは「ターミネーター4」からでしたかね。

 キーパーソンであるマーカス・ライト役を主人公ジョン・コナー(クリスチャン・ベール)を喰う程の存在感で演じていたのが印象的です。
 野性的でタフなイメージ,そしてなにかしらの運命を感じさせる役に,はまる方なんですかね?

 その後は「アバター」,そしてこの「タイタンの戦い」と大ヒット作に連ちゃんですからね。
 大人気っす。

 あとおとうの大好きなリーアム・ニーソンがゼウス役で出演しているのが良いですね。
 ちょっと役的にはなんか安いゼウスでしたけど。。。

 でもやっぱりこの映画のポイントは数々のクリーチャー達。
 最初にも言いましたけど,メデューサ,クラーケンは明らかにハリーハウゼン色を残していましたね。

 メデューサの胴体が大蛇で弓をもつ姿はまさに前作そのもの!
 クラーケンはオリジナリティーがそのスケール感やデティールに良く出ておりましたが,どこか前作の匂いを感じるものでありました。

 動きの良さはもうCGに叶う訳がありません。
 これが迫力として画面からガンガン伝わって来るのは良かったですよね!
 クラーケンの巨大でクネクネの足の間をかいくぐり,ペガサスで空を駆け巡る姿はまさにCGそしれ3Dの賜物であったと思います。
 もちろんいやみな程の味付けはありませんでしたから,思いっきり楽しめますよ!

 娯楽大作として観て欲しい1本ですが,旧作ファンでもあったおとうとしては,レイ・ハリーハウゼン氏に敬意を表して是非とも前作をDVDで観てから劇場に行って欲しい次第であります。

 あぁ,ハリーハウゼン コンプリート・コレクションが欲しいなぁ・・・
 誰かおとうに買ってくれませんか?


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コメント 4

bamboosora

僕の世代で 『シンドバッド』 と言えば、おとうたまさんが挙げられた映画よりも
子供の頃に観たアニメを真っ先に思い出しますが、『シンドバッド 7回目の航海』
だけはなぜか懐かしい想い出があります。
ところで、おとうたまさんならきっとご存知の大須(名古屋)には
昔、映画館が何軒かありました。
当時、中学生だった僕は『ドラゴンへの道』 と 『ドラゴン危機一発』 と
『シンドバッド 7回目の航海』 の3本立てを観に行きました。
ブルース・リーの大ファンである僕の最大の目的は、それまで一度も
観たことがなかった 『ドラゴンへの道』 でした。
でも、東宝特撮映画やウルトラマン・シリーズの着ぐるみの動きに慣れていた
僕にはこの 『シンドバッド 7回目の航海』 の劇中に出てくる怪物のあの動き
はとても新鮮で、妙にリアルに感じたことを今でも覚えています。
そう言えば、昔の映画館ではよく映像が途切れてしまうことって、
ありませんでしたか?(今では考えられないことなんでしょうが・・・)
by bamboosora (2010-05-05 13:40) 

おとうたま

bamboo旦那さま

アニメのシンドバッド。
それもありましたよね!
覚えてますよ。

おとうの最初の出会いはシンドバッドではなくアルゴ探検隊だったんですよね。

映画が途切れてしまう事。。。
数年前,県内の某映画館で上映する巻の順番を間違えて上映された事がありました。
二度とその劇場には行ってませんけど。
by おとうたま (2010-05-05 20:31) 

前後不覚なり

世間の流行に後れまいと、見ましたですよ、
3D「タイタンの戦い」、続けて「アリス・イン・ワンダーランド」。
(「アバター」は見てないけど)

初3Dは、もう酔っぱなしでした、ハイ。
字幕を見るものですから、酔いにもう拍車がかかって・・・。

車酔いの薬、効くかしらん???

ちなみに、
「タイタンの戦い」。
この題名を耳にするたび、なぜか京都のおばんざいが思い浮かびます。

by 前後不覚なり (2010-05-09 21:50) 

おとうたま

前後不覚なりさん

えっと。
おとうはアリスは観ておりません。
たぶんDVDになってからかな・・・

気になるのは京都のおばんざい・・・
「たいたん」って「炊きもの(煮物)」でしたっけ?

これの戦いと言うと・・・
京都おばんざいやさんの料理の鉄人対決みたいなものでしょうか?
それはそれで観てみたいっす。
by おとうたま (2010-05-10 08:06) 

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