YEBISU特製駅弁!ヱビス亭 下野 新緑乃膳 [おとうの独り言/グルメ系]
サッポロビールさんの人気シリーズ企画だそうで・・・
いやいや地元下野新聞さんの記事を読むまで全く知らなかったのですが,サッポロビールさんは去年からローカル線沿線の食材を使った駅弁とヱビスビールとのコラボレーションを企画されているんだそうで。
すでに昨年は,
第1弾:YEBISU特製駅弁 「ヱビス亭 暑中乃膳」
2009年7月18日~8月2日
JR東京駅,JR千葉駅,JR木更津駅(期間中計1000食限定)
千葉県万葉軒製造
第2弾:YEBISU特製駅弁 「ヱビス亭 仲冬乃膳」
2009年12月5日~12月20日
JR東京駅,JR盛岡駅,JR一ノ関駅(期間中計600食限定)
岩手県あべちう製造
と販売をしていたんだそうです。
また,第2弾はえらく販売数も少なかったんですね。
そしてそして今回白羽の矢が立ったのがわが宇都宮!
えぇ,ローカル線ですともローカル線ですとも。。。
この際ですから東北新幹線なんて通ってないことにしてしまってもようございますよ。
特製駅弁の方が大事です!(←キッパリ!)
ま,一応「日光線,烏山線」をローカル線と考えての企画のようではございますが・・・
何はともあれ「駅弁発祥の地 宇都宮」が第3弾の地として選ばれたことは光栄なことでございます。
ヱビス亭 下野 新緑乃膳
→ http://www.yebisubar.jp/y-train/yebisu-tei/
こちらの駅弁。
販売はJR東京駅とJR宇都宮駅のみ!
作っておりますのは宇都宮が誇る駅弁屋さん松廼家さんでございます。
松廼家
→ http://www.ekiben-matsunoya.co.jp/
それも5月22日~6月6日までの期間限定!
かつ1000個限定と言う超プレミアム駅弁でございます。
お値段は少々お高く,
東京駅販売価格 2,000円(ヱビスビール350mL付)
宇都宮駅販売価格 1,750円(ビール無し)
となっております。
おとうは昨年来,お酒が飲めない身体になってしまったので宇都宮販売がちょうど良かったりしますけど・・・
ちなみにその分嫁だがねがアホみたいにビール飲んでるので,家庭内アルコール消費量は横ばい若しくは上昇傾向ですが・・・
まずはご覧の通り,新緑に染められた風呂敷に丁寧にお弁当が包まれているのがわかるかと思います。
風呂敷には「えびす様」がちゃんと染め抜かれておりますね!
包みを開けますとこのように・・・
お品書きが丁寧におかれておりますね。
見てわかる通りお弁当は二段仕様!
な,な,なんと!
桐でできたお弁当重箱でございます。
桐の蓋にもえびすさまが・・・アリガタヤ!アリガタヤ!
幼い頃からアルミ(ん,真鍮かな?)のドカ弁に梅干し一つで暮らしてきたおとうには目にも眩しい光景です。
これでサンマの塩焼きでも1匹入っていようものなら・・・(←某マンガの見すぎ)
上段・下段と別れたお弁当に,豪華絢爛な食材が・・・そう!地元食材の数々が飾られているのです。
では上段から解説していきましょう!(←ほとんど受け売り)
まずは一乃枡(左上)から・・・
1)霧降高原豚の辛味噌焼き牛蒡添え
→これがまた写真で見るよりもドッカリ入っておりましてね。
食べ応え十分!
そして冷めてなお美味しい豚の脂の旨みがGoodでしたね。
2)いっこく野州どりのつくね
→笹に包んであるやつですけどね。
これがまたつくねと思って食べると衝撃的!
肉味噌ってかんじの滑らかな触感の中に,しっかりと鳥の旨みが出てるんですよ!
これを箸でつまみながら日本酒なんかも最高かも!
3)いっこく野州どりのスパイス焼
→これはビール向けですね!
山椒が程よく利いた味わい。
そして口に入れると感じられる香ばしさがたまりません!
二乃枡(右上)に移りまして・・・
4)日光湯波含め煮
→これでもか!って程に煮汁を含ませた湯波でございます。
(日光ゆばは「湯葉」でなく「湯波」です)
あっさりとした味わいですが,日本人の味覚に訴える味がたまりません。
5)鹿沼こんにゃく辛煮
→所詮こんにゃく!されどこんにゃく!
決して脇役ではないこんにゃくが此処に居ます!
この段のアクセントとして確かな役割を感じるこんにゃくでございます。
6)那須産チーズ袱紗寄せ
→今回のおかずの中で最も衝撃的であった逸品!
なにげに変わり卵焼きと思って口に放り込んだ瞬間牧場が目の前に広がりました!
香り豊かなチーズ,卵以外の食材が何であったのかも確かめるまもなく喰っちまいましたが,とにかく旨かった!
ただし,チーズ嫌いな人は絶対ダメな味だと思います。
おとうは血管にチーズが流れてる人なので大丈夫です。(←間違いなく病気です)
7)干瓢水晶煮枸杞の実
→干瓢も丁寧に煮るとこうなるのですね。
いっつも干瓢巻きレベルのものしか食べていなかったおとうには新鮮な味わいでした。
あっさりと,でもしっかりと干瓢!っていう印象ですね。
続いて三乃枡ですが,
8)筍土佐煮
→単なる土佐煮?
いやいや筍はその成長速度からもわかる通り恐ろしく足の速い食材!
ウサイン・ボルトだって負けてしまうほどです。(←ナニニ?)
それだからこそ素材の良し悪しが分かるもの。
まったくエグミを感じさせない爽やかな筍でございましたよ。
9)椎茸とグリーンアスパラのソテー
→緑の色合いが新緑乃膳のカラーリング的なアクセントにもなっております。
まっすぐな食感のアスパラと肉厚ブリブリな椎茸がたまらないです。
10)日光舞茸山椒煮
→これがまたえらくたっぷりと入っておりまして大満足!
遠慮がちに味付けられた山椒は,舞茸の風味を引き出すための起爆剤!
こんだけしっかり喰うと舞茸食べた気になれますよね!
11)人参檸檬煮
→和風幕の内の定番ともいえる人参煮。(椎茸モネ)
ポイントは宇都宮産ですよ。
こういう定番食材でこそ,どれだけ丁寧にこのお弁当を仕上げているのかが判ります。
上段最後は四乃枡。
12)八汐鱒のスモーク
→八汐鱒って知ってます?
割と新しめの栃木県の名産品なんよ。
クセのないスモークはやはりビールとの相性がバッチリでは!
スモークも薄っぺらでなくって肉厚で味わいが十分楽しめるんよ。
13)八汐鱒の塩焼き
→これも一見シャケと間違えられそうですけど八汐鱒です。
塩焼きといえども「塩味」ではなく「八汐鱒の肉の味」をしっかりと堪能できる逸品です。
以上,盛りだくさんなおかず三昧の上段でございました。
続いては下段。
お食事として詰めておりますのが,
14)梅紫蘇おこわ
→この季節の梅を混ぜ込んだおこわでございます。
おこわのもちもち感がよろしいですね。
15)湯波寿司錦糸巻き
→一見茶巾寿司かな?と見えるその中身は・・・
刻んだ味付け湯波を混ぜ込んだご飯でございます。
ご飯粒の合間合間に優しい味わいを感じることができますね。
香の物はなんと手作りの益子焼の小皿にのせられています。
16)大根の梅酢漬け
→こちらも梅を意識しての味付けですかね。
17)ワインらっきょう
→ワインの香りが気になることもなく,らっきょうの食感を楽しめます。
意外と気に入りました。
そして最後は甘味です。
18)日光唐辛子羊羹
→羊羹と紫蘇巻き唐辛子とのコラボレーション!
全く知らなかったのですが,お土産として売ってる様で・・・
「辛」という字はありますが,あくまでも「甘み」を引き出すためのもの。
絶妙なバランスが意外や意外!
19)小福もち桜花添え
→「宇都宮の名店のもの」とのことなので,恐らくはアソコかと。。。
地元の方なら納得のこし餡入りのお餅だと思います。
東京で買うとこれに・・・
20)ヱビスビール
が付いてくると・・・
風呂敷だの益子焼小皿なんてのは使い回しが利きますしね。。。
ちゃんと使えるだけの代物ですしね。。。
良いんでないですか。このお弁当。
実際に食べないと判らないと思いますけど,企画モノのお弁当って変り種は多くても仕事が雑なお弁当なんかもあって,たまに残念な思いをすることがあります。
でもこちらの「YEBISU特製駅弁」は違いますね。
サッポロビールさんが企画を凝らし,地元お弁当屋さん(今回は宇都宮・松廼家さん)が手塩にかけて造ったお弁当。
決して手抜きなど感じるところなどございません。
駅弁も丁寧に作ればこれほどのすばらしいものができるのか!と頷いてしまう出来栄えでございました。
そうそう,お品書きのウラに粋な一文が書いてございました。
せっかくですのでご紹介しましょう。
ヱビスと出会う,日本の初夏。
今年で生誕120年を迎える,ヱビスビール。
そんなヱビスから,初夏を味わう列車の旅にぴったりの駅弁,
YEBISU特製駅弁 ヱビス亭「下野 新緑乃膳」をお届けします。
歴史と伝統が育む,ふるさとの味と,
雄大な自然が育む,栃の恵み。
日光・下野で生まれた,日本の豊かな初夏の味わいを詰めました。
ヱビスと同じ,創業120年の日光線,
爽やかな車窓の風と味わうヱビス。
駅ごとに,七福神がお出迎えしてくれる烏山線,
えびす様とエビスで乾杯。
様々な日本の初夏に,出会う旅へ,
ヱビスと一緒に,出かけませんか。
旅に出たくなっちゃいますよね。
ヱビス片手に!
さあみんなも出かけよう!
列車の旅へ!
次回第4弾が入手できる地域の駅弁かどうかわかりませんが,可能であるならば食してみたいものでございます。
唐辛子羊羹って食べてみたいです。
凄いお弁当ですねぇ。。
いいなあ。
エビス片手に、列車の旅♪
たまらんです。
by bamboosora (2010-06-01 16:07)
G会長の牛丼、ダイスケさんのカツカレーとグルメ記事が続いて食欲がかき立てられ、一昨日の昼は牛丼、昨日の夜はコンビニのカツカレーと相成りました
今度は駅弁ですか…
by スタMasa夜勤 (2010-06-02 02:40)
昨今の「鉄ちゃん」ブーム以前から、おなじみの駅弁ブームがありましたが、企画の品は駅弁の名を借りた豪華お正月用おせち折詰というしかなさそうですな。(笑)
とてもの事、手軽・気軽に買える代物ではなさそうな雰囲気を醸しておりますが、食感のほうは如何なものだったのでしょうか。
by G会長 (2010-06-02 04:42)
bamboosoraさん
唐辛子羊羹。
初めて食しましたが上品な味わいです。
決して甘いだけのものではなく,深みを感じます。
もしかすると中京方面でのコラボもあるかもしれません。
その際はレポートしてください。
by おとうたま (2010-06-02 08:03)
スタMasaさん
実はおとうもダイスケさんのカツカレーにはつられて食いに言ってしまいました。
駅弁もその筋のプロ・・・マニアの方が一杯いらっしゃいますからね。
奥の深い世界なのでしょう。
by おとうたま (2010-06-02 08:04)
G会長
お正月のおせち。。。
まさにそんな気がします。
と,言うか我が家ではおせちがでないのでそれ以上と言うことになりますか・・・
駅弁そのものは好きなので,機会があれば出先で買って食べるのですが,限定駅弁だけあって各料理とも小鉢・彩皿にもりつければ立派な懐石ともなりうる出来でございました。
あえて言えば冷めているのが駅弁の宿命。
恐らくは冷えてなお美味しい味付けが施されているのでしょうが,これが温かな料理として提供されたらもう凄いですね。
by おとうたま (2010-06-02 08:08)
あのですね、、、、郵便受けを親子3人でずっと眺めてるのですが、
まだビールと弁当が届きません。
こむずかしいことは抜きにして・・・・・
まってます。
by ToT (2010-06-02 12:46)
Tの字
えっと。
こむずかしいことは抜きにして・・・・・
ずっとまっててください。
ずっと。。。。
by おとうたま (2010-06-02 20:54)
やしおます!なんと通好みな地産品でしょうか。
テキトーにまとめたんじゃなく
真剣に作ってる感じがしますね〜。
そもそも宇都宮は餃子よか駅弁の街なんですよね。
まあ知ってる人少ないけど、、。
by ダイスケ (2010-06-03 20:26)
ビールが飲めなくなったのは
尿が酸で値が高めになったのでしょうか
そうやって大人の階段を一歩づつ登るんですね
べとも駅弁は大好物であります。
東京物語とかここぞとばかりに高いやつ買って
日ごろのうっぷんを晴らそうとしてしまいます
こちらは季節限定ですか、なんだか悔しいですっ
ああ!!美味しそうっ
by べっと (2010-06-03 23:04)
ダイスケさん
本当に真剣に作ったんだっていうのは食した時に尚一層感じますよ!
ちなみに松迺家さんのお弁当。
「日光杉並木」や「日光強めし」なんかも大好きです。
喰った事無いですけど,それこそダイスケさん向きな「ジャズの宮」ってお弁当も出てるそうですね。
by おとうたま (2010-06-04 21:19)
べっとん
えっと。
尿が酸で足先がイタタタタってわけではなくって。
アルコール全般がアウトになっております。
大人の階段はまだまだのチャイルドでちゅよ。おとうは。
ぶっちゃけ内蔵のある部分に異常な数の凹ができておりまして・・・以下略
さて限定駅弁は今週末までです。
あわてて新幹線に乗り込んで宇都宮まで買いに来て下さい。
ビール付きがよろしければ東京まででも結構!
駅弁買う為だけに東京出てくるなんて!
もうべっとんたらネタ上手なんだから!
by おとうたま (2010-06-04 21:26)
ああっ、6月6日って本日までだったんですね忘れてましたorz
今週は珍しく土日休みだったので、羽黒行ってしまいましたorz
流石に今から駅行っても売ってないでしょうし・・・。
所でカツカレーの話題が出ていましたが、
おとうたまはご存知かとは思いますが
宇都宮には、林家本店という日本一厚いとんかつ屋さんがありまして
その中でも「わらじとんかつカレー超大盛」というのは凄い量です。
(普通のわらじカツカレーも量は多いですが美味しいですよ)
もし宇都宮に来られることはありましたらば皆様、是非一度。
by 麻生先人 (2010-06-06 21:08)
麻生さん
林家さんは宇都宮に越してくる前から知ってましたが,未だいった事はありません。
東署の近くのとこですよね。
おとう自体はもうデカ盛りにはチャレンジがきつくなってきましたが,1号,2号なら大抵のものは喰えると思うので,今度2日くらいメシ抜いて連れて行ってみたいと思います。
by おとうたま (2010-06-07 06:47)