チョコレートドーナツ ~ANY DAY NOW~ [映画大好き!]
なかなか上映館に巡り合えなくてですね。。。
栃木にやってきたのを待ちに待って観に行ってきました。
チョコレートドーナツ
~ANY DAY NOW~
やるせない気持ちと同時に深い共感。。。
「愛」という単語の安売りは個人的には好きでないので,「幸せの形」って言葉に代えさせてもらいますけど,これが切実に痛いほど感じられます。
みんなに観てほしい!
そして語ってほしい!
そんな映画です。
そーだなー。。。
おとう的にはミッキー・ロークの「レスラー」以来ですかね。。。
***************
プロローグ・・・
ブロンドの人形を大事そうに抱きかかえた少年が,夜の街を彷徨っている。。。
行くあてはどこ?
誰の元に・・・
時は遡って・・・
ゲイバーにて・・・
場末のゲイバーのステージで素晴らしいパフォーマンスをみせるルディ。
そしてそれに魅入り,一目ぼれするポール。。。
互いに惹かれていく二人。。。
ルディのアパート・・・
ルディの隣人の部屋に,ひとり取り残されていた少年マルコ。
着替えすらしていないであろうその姿で,部屋の片隅でただただ母の帰りを待ち続けていたのです。
一目で放っておけなくなったルディは,昨日出会ったばかりの検事局に勤めるポールにアドバイスを求めに。。。
連れていかれるマルコ・・・
母親は薬物中毒で逮捕され,マルコは施設に連れていかれることに。。。
自分ではどうしようもないルディは,マルコが唯一大事にしているお人形〈アシュリー〉を手渡し,それを見送るしかなかったのです。。。
夜の街で・・・
お互いの過去や夢を,色々話してうちとけていくルディとポール。
幸せを感じはじめたその時,夜の街を一人歩くマルコをみつけます。
自分の家に帰るため,施設を飛び出したマルコ。
でも障害を持つ彼は一人ではどこにも行けないのです。
二人の決意・・・
ポールの手料理にも手を付けないマルコ。
「何が好き?」, 「ドーナツ」
おいしそうにチョコレートドーナツを頬張るマルコ。
彼のこれまでの生活が思い浮かびます。
「麻薬中毒の母も他の子と違うのもあの子の望んだことじゃない!」(泣)
ルディは心の内をすべてポールにぶつけます。
ポールは自分の家にルディとマルコを同居させ,獄中の母親から養育権を譲り受けることを提案します。
マルコを引き取るルディは,ポールのいとことすることで。。。
偏見と養育権のため,大きな隠し事をした上での共同生活の始まりです。
幸せな生活・・・
おもちゃにベット,自分の部屋。。。
「ここが君のうちだよ。。。」,「嬉しい」
マルコはこれまで経験したことのない二人の温かい気持ちに涙します。
抱き合う3人。。。
それは紛れもなく幸せを掴んだ家族の姿に他なりません!(大泣)
バースデーパーティー,砂浜遊び,授業参観,そしてハロウィンではマルコはフランケンシュタインに,ルディママはフランケンシュタインの花嫁に仮装を。。。
3人にとって幸せで充実した日々を過ごしていきます。
差別と偏見・・・
3人の生活が1年を超えようとする頃,ルディとポールの関係が明らかになっていきます。
それがきっかけでポールは解雇され,マルコは再び施設に。。。
ポールは3人の生活を取り戻すため,裁判で争っていきます。
好意的な材料がそろう中,ルディは証言台で厳しい質問を受けていきます。
「マルコの前で女装したことは?」⇒普段は絶対しない!でもハロウィンの時に・・・
「マルコが一番大事にしているおもちゃは?」⇒アシュリー・・・
普通であったらなんということもない返答が,ゲイであるがために決定的な偏見を生み出すことになって行ってしまうのです。
運命を決める出来事・・・
一度は裁判で負けるものの,新たな道を模索するルディとポール。
どうにか法律上の盲点を見つけ,勝機にかける控訴審に臨もうとした時,思わぬ出来事が・・・
かつてポールが勤めていた検事局の差し金で,マルコの母親が養育権の復権を条件に早期釈放されたのです。。。
母親の権利には勝てない・・・
本当にマルコに接し,マルコを知っている人々の意見は取り入れられないまま,全てが終わったのでした。。。
マルコの選択・・・
ルディもポールもゲイであることを自分でカミングアウトし,受け入れて,世と偏見と対面しています。
これに打ち勝つ道を自分で模索し,ある意味最後にルディはシンガーとしてのステージを掴んでいきます。
マルコは・・・
マルコは自分でそれを選択することができなかったんです。
母親のことも障害の事も・・・
彼のできた最後の選択は,幸せだったあの「3人での生活」に戻ろうと思ったこと。。。
それに戻るためにどこに行けばよいのかわからないのに・・・
ただ戻りたかった・・・
その気持ちだけで夜の街に出ていってしまったのです。
大好きなハッピーエンドの物語になることを信じて。。。
エピローグ・・・
ポールはマルコの養育裁判に関係したすべての人々に小さな小さな新聞記事を送ります。
規則とか判決とかそんなものではなく,実際にマルコと会って,マルコと接して,彼の人生を考えるべきではなかったのかと・・・
普段であれば見落とすであろう小さな小さな新聞記事にはこう書かれていました。
「知的障害児,3日間行方不明の後,橋の下で亡くなっていた」と。。。(爆泣)
ラストシーンでスポットライトを浴びたルディは熱唱しています。。。
彼の歌には想いが詰まっています。
これまでの人生。。。
受け入れられなかった想い。。。
そしてマルコ。。。
彼が生きていたのならきっと今すぐにでも《ANY DAY NOW》迎えに行くだろうに。。。(嗚咽)
栃木にやってきたのを待ちに待って観に行ってきました。
チョコレートドーナツ
~ANY DAY NOW~
やるせない気持ちと同時に深い共感。。。
「愛」という単語の安売りは個人的には好きでないので,「幸せの形」って言葉に代えさせてもらいますけど,これが切実に痛いほど感じられます。
みんなに観てほしい!
そして語ってほしい!
そんな映画です。
そーだなー。。。
おとう的にはミッキー・ロークの「レスラー」以来ですかね。。。
***************
プロローグ・・・
ブロンドの人形を大事そうに抱きかかえた少年が,夜の街を彷徨っている。。。
行くあてはどこ?
誰の元に・・・
時は遡って・・・
ゲイバーにて・・・
場末のゲイバーのステージで素晴らしいパフォーマンスをみせるルディ。
そしてそれに魅入り,一目ぼれするポール。。。
互いに惹かれていく二人。。。
ルディのアパート・・・
ルディの隣人の部屋に,ひとり取り残されていた少年マルコ。
着替えすらしていないであろうその姿で,部屋の片隅でただただ母の帰りを待ち続けていたのです。
一目で放っておけなくなったルディは,昨日出会ったばかりの検事局に勤めるポールにアドバイスを求めに。。。
連れていかれるマルコ・・・
母親は薬物中毒で逮捕され,マルコは施設に連れていかれることに。。。
自分ではどうしようもないルディは,マルコが唯一大事にしているお人形〈アシュリー〉を手渡し,それを見送るしかなかったのです。。。
夜の街で・・・
お互いの過去や夢を,色々話してうちとけていくルディとポール。
幸せを感じはじめたその時,夜の街を一人歩くマルコをみつけます。
自分の家に帰るため,施設を飛び出したマルコ。
でも障害を持つ彼は一人ではどこにも行けないのです。
二人の決意・・・
ポールの手料理にも手を付けないマルコ。
「何が好き?」, 「ドーナツ」
おいしそうにチョコレートドーナツを頬張るマルコ。
彼のこれまでの生活が思い浮かびます。
「麻薬中毒の母も他の子と違うのもあの子の望んだことじゃない!」(泣)
ルディは心の内をすべてポールにぶつけます。
ポールは自分の家にルディとマルコを同居させ,獄中の母親から養育権を譲り受けることを提案します。
マルコを引き取るルディは,ポールのいとことすることで。。。
偏見と養育権のため,大きな隠し事をした上での共同生活の始まりです。
幸せな生活・・・
おもちゃにベット,自分の部屋。。。
「ここが君のうちだよ。。。」,「嬉しい」
マルコはこれまで経験したことのない二人の温かい気持ちに涙します。
抱き合う3人。。。
それは紛れもなく幸せを掴んだ家族の姿に他なりません!(大泣)
バースデーパーティー,砂浜遊び,授業参観,そしてハロウィンではマルコはフランケンシュタインに,ルディママはフランケンシュタインの花嫁に仮装を。。。
3人にとって幸せで充実した日々を過ごしていきます。
差別と偏見・・・
3人の生活が1年を超えようとする頃,ルディとポールの関係が明らかになっていきます。
それがきっかけでポールは解雇され,マルコは再び施設に。。。
ポールは3人の生活を取り戻すため,裁判で争っていきます。
好意的な材料がそろう中,ルディは証言台で厳しい質問を受けていきます。
「マルコの前で女装したことは?」⇒普段は絶対しない!でもハロウィンの時に・・・
「マルコが一番大事にしているおもちゃは?」⇒アシュリー・・・
普通であったらなんということもない返答が,ゲイであるがために決定的な偏見を生み出すことになって行ってしまうのです。
運命を決める出来事・・・
一度は裁判で負けるものの,新たな道を模索するルディとポール。
どうにか法律上の盲点を見つけ,勝機にかける控訴審に臨もうとした時,思わぬ出来事が・・・
かつてポールが勤めていた検事局の差し金で,マルコの母親が養育権の復権を条件に早期釈放されたのです。。。
母親の権利には勝てない・・・
本当にマルコに接し,マルコを知っている人々の意見は取り入れられないまま,全てが終わったのでした。。。
マルコの選択・・・
ルディもポールもゲイであることを自分でカミングアウトし,受け入れて,世と偏見と対面しています。
これに打ち勝つ道を自分で模索し,ある意味最後にルディはシンガーとしてのステージを掴んでいきます。
マルコは・・・
マルコは自分でそれを選択することができなかったんです。
母親のことも障害の事も・・・
彼のできた最後の選択は,幸せだったあの「3人での生活」に戻ろうと思ったこと。。。
それに戻るためにどこに行けばよいのかわからないのに・・・
ただ戻りたかった・・・
その気持ちだけで夜の街に出ていってしまったのです。
大好きなハッピーエンドの物語になることを信じて。。。
エピローグ・・・
ポールはマルコの養育裁判に関係したすべての人々に小さな小さな新聞記事を送ります。
規則とか判決とかそんなものではなく,実際にマルコと会って,マルコと接して,彼の人生を考えるべきではなかったのかと・・・
普段であれば見落とすであろう小さな小さな新聞記事にはこう書かれていました。
「知的障害児,3日間行方不明の後,橋の下で亡くなっていた」と。。。(爆泣)
ラストシーンでスポットライトを浴びたルディは熱唱しています。。。
彼の歌には想いが詰まっています。
これまでの人生。。。
受け入れられなかった想い。。。
そしてマルコ。。。
彼が生きていたのならきっと今すぐにでも《ANY DAY NOW》迎えに行くだろうに。。。(嗚咽)
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