海街diary #海街diary #広瀬すず [映画大好き!]
最初に断わっておきますが・・・
広瀬すずちゃん目当てで・・・
次に夏帆ちゃん目当てで・・・
原作コミックは存在すら知らず・・・
そんな不純な動機で劇場に足を運んだ次第でございます。
えぇ,なによりね。。。
すずちゃんのこんなCMみせられちゃったら・・・
「うふっ♡!」
すいません!
そこだけ100万回分録画したDVD売ってくれませんか?
あ,できたら庭側から撮影したショットを混ぜていただければ・・・
ま,どんなことでもきっかけは何でもよいのですよ。
作品がどうであったがポイントなわけで・・・←言い訳
で,その作品はもちろん!
『海街diary』
でございます。
先にも申しました通り,原作云々は全くわかりませんので,率直に映画だけのお話をさせていただきます。
さて,是枝監督作品としてのこの映画。
おとう的には「誰も知らない」で是枝作品としての強烈な一撃をもらった記憶がございます。
「海街diary」の作品のトーンは,近年でメジャーヒットとなった「そして父になる」に近いものの,さらに心地よくやわらかな作風になっているのが全体的な印象でしたかね。。。
よくCMとか作品特番で紹介している通り,物語の舞台は鎌倉。
江ノ電,湘南の砂浜,しらす。。。
ロケーションの良さが作風に大変マッチし,ストーリー演出を手伝ってくれています。
まず全編を通じて個人的にジワジワ感じていたことですが・・・
なぜか自分のこれまでの人生とダブらせて映画を観ておりました。。。
おとうは兄との二人兄弟(4人姉妹でない)ですし。
異母でも異父でもない。
生まれ育ったのは西荻窪(鎌倉でない)し。
etc...
でもいろんなシーンごとにそう感じておりました。
この辺りは本当に個人的な感想ですので,ここに書いても誰も共感できないことでしょうね。。。
特にお葬式・法事のシーンかな。。。
お父さんのお葬式,おばあちゃんの法要,食堂のおばちゃんのお葬式。。。
約2時間の映画の中で3回そんなシーンがあったので印象深かったのかもしれません。
そんな場面をはさみながら,姉妹は,時として悩むことがあり,思いやることがあり,悲しむこと,笑うこと,ぶつかることもある。。。
そのそれぞれの場面に,自分の過去をいろいろ重ねてみておりました。
なんとなく。。。
なんとなく,半生を改めて振り返る。。。
そんな経験をさせていただきましたよ。。。
さて,自分本位な感想はこんなもんとして,本題のすずちゃん!←それも自分本位だ
よかったねぇ~!
かわいかったねぇ~!!
最初に紹介したうっふんなシーンはぴか一として,うなずきながら絶賛したシーンが二つほどございます。
まず一つ目はこれまたCM等でよく使われていた高台から3人の姉とともに山間の風景(どこか鎌倉の風景と似ている)を眺めているとき,かけられた言葉に思わずこぼれる涙のシーン!
おそらくはたった一人で父の面倒を最後まで診ていたであろうすず。。。
誰に頼ることもなく,きっとそこだけに自分の居場所を感じていたのでしょう。。。
そんなことを知るはずもない初見の姉に不意にそのことを言われ,抑えていた緊張の糸が切れて思わず流れ出てしまった涙。。。
そんな感じですかね。。。
どの作品の誰とは言いませんが,やらせた感満載の涙を見せつけられた作品なんかもありましたからね。
すずちゃんの涙はよかったっす。
二つ目はお父さんの葬式が終わり,3人の姉を駅で見送るシーン!
「一緒に暮らさない?4人で。」
綾瀬はるかに誘われたすずちゃんは,考える間もほとんどなく「行きます!」と返事をしました。
この返事をする前と後の表情の差!
違いますよ!
ライザップの始める前と2か月後くらい違います!
ずっとすずちゃんはこれからのことを思い悩んでいたのでしょう。
(これまでのことも思い悩んでいましたね)
それが姉から出た一言で変えることができるかもしれない!
いや,本当のところはとりあえす今の義母のところから離れたかったのが一番だったのでしょうね。
自分の居所が姉たちのいる鎌倉に本当にできるとまでは,きっと思っていなかったでしょう。
明るい(ように見える)すずの鎌倉での振る舞いの裏には,常に「自分の居場所はない」って意識があったわけで。。。
物語の終盤,自分の居場所が間違いなくここにある。
自分がここに居てもよい!
それを感じられるようになって,またひとつすずは自分の心の扉を開けられるようになったわけですな。。。
さらにすずの心の扉があくことが,3人の姉の更なる心の扉を開けさせていき,4人姉妹みんなが成長していく。。。
そんな映画であったのかなぁ~と。。。
動機不純で観に行った映画でありましたが,ことのほか心の充実感を感じて劇場を後にしましたよ。。。
追伸
長澤まさみのいろんな意味での成長っぷり!
⇒ちょっとエロいのといつの間にこんなに自信あふれる演技ができるようになったのだろうとビックリ!
夏帆ちゃんの天然っぷり!
⇒とにかくマイペース差が満載!ちくわカレー食いたいっす!
海猫食堂のおばちゃん
⇒言うことないっす。
こーゆー方の存在が居て,初めて主要メンバーは大きな成長をできるものです。
おばちゃんの存在はこの映画の隠れたポイントであったと思います。
おとうたま様
自分はコアな原作派ですが、
この作品、某国営放送で連続ドラマにでもならないかなぁ・・・、
とずっと思っておりました。
それが、いきなり映画ですと!?
正直、クリビツギョウテンいたしました。
結構クオリティたかいなぁ、と。
原作では、姉妹たち個人の人間関係に深く突っ込んでいくので、
映画が本編限りならもったいないことですネ。
あ、
すずちゃん、原作と顔そっくり。
しらすトースト出てきたですか?(これ、食べたし)
by 前後不覚なり (2015-06-21 23:36)
前後殿
原作派の方も映像化を望んでいた名作なんですね。
いつか読んでみたいと思います。
TSUTAYAのレンタルコミックで。。。←買えよ
2時間の中に4姉妹すべての人間関係を入れるのは確かに無理なのかもしれませんね。
そーゆー意味ではおっしゃる通りN○Kとかで連ドラ化していただくのがベストであるのかも。
反響次第では民放は動くんじゃないですかね。
できたらキャストはいじらずにお願いしたいところです。
あ,しらすトースト出てましたよ!
原作と比べてどうだったかはわかりませんが,ちょっとしたアクセントになっておりました。
レシピはわかりませんが,味が想像できたので今度自分で作ってみようかと思っております。
by おとうたま (2015-06-22 07:57)