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空想特撮映画 シン・ウルトラマン #ウルトラマン #特撮 [映画大好き!]

 空想科学とか空想特撮というキーワード。。。

 昭和40年代に少年期を迎えた大人たちには魂に刷り込まれるほどの熱い言霊となっております。

 その原動力となっていたのはもちろん円谷特撮シリーズ!

 ウルトラQであり,ウルトラマンであり,セブンであり・・・

 総天然色な想い出は色あせることなく残っております。


 シン・ゴジラ,シン・エヴァンゲリヲンでそういった昔少年をさらに奮い立たせてくれた庵野・樋口監督作品として再びウルトラマンが地球の地に降り立ってくれました。


 シン・ウルトラマン

無題.jpg

 シン・ゴジラの時は撮影のエキストラに意地になって参加し,自分的にはかなりの出演時間を稼げた(8カット12秒くらい?)のですが,残念ながらシン・ウルトラマンのエキストラは登録はしたものの全くスケジュールが合わずに無参加。

 ちょっと悲しかったっす。

 ってことで,映画の予告編以外の情報は全く持たずに映画館に行って参りました!



 ***** オープニング *****

 いきなり「シン・ゴジラ」って絵具グルグル文字で出てきたときに反応しちゃいましたよ。

 嫁と一緒に観てたんで,あとでバカじゃないの!って言われました。

 えぇ,バカなんですよ。。。

 あのシーンもウルトラQからウルトラマンにシリーズ交代した時のオマージュっすよね!

 そーゆー意味では特撮映画作品として「シン・ゴジラ」から「シン・ウルトラマン」へのバトンタッチの幕開けだったツーことですよね。

 そしてウルトラQ怪獣(禍威獣)一気見せ!

 いやー出だしで大サービスですね。

 ウルトラマンが出てくる前の禍威獣たちは,人類の手によって討伐されております。

 ある意味ウルトラQの世界観をしっかり受け継いでいるからそうしてるんでしょうね。

 ゴメス・マンモスフラワー・ぺギラ・ラルゲユウス・カイゲル(ゴーガ)・パゴス!

 彼らの登場シーンではちょっと大騒ぎして応援したいレベルです。←爆音上映向き(コロナで無理か)

 ぺギラはもう少し活躍(暴れる)シーンを見たかったなぁ~♡

 そうそう,1匹目はそれこそ「シン・ゴジラ」のCGベースをちゃんと使ってたゴメスでしたから,まさに「シン・ゴメス」であったかと!



 ***** ウルトラマン造形 *****

 ぶっちゃけおとうはウルトラマンよりも怪獣(禍威獣)マニアなので,ウルトラマンに大きなこだわりがございません。

 あえて言えば・・・

 フルシルバーのウルトラマンかっちょ良かったな。。。ってところくらいで。

 あと好みはきっと二分すると思うんですけど,CGの使い方ですかね。

 特に戦闘シーンや飛行シーンなんかがそうだったと思うんですけど,わざとミニチュア使ったっぽい特撮ライクなCG加工にしてるんでしょうね。

 アニメっぽい動きのとこもありましたね。

 今どきですからどっからどう観ても本物にしか見えない質感・動きのCGなんかいくらでもできるわけで。。。

 登場シーンなんかのウルトラマンはまさにリアル追及の出来栄えですよね!

 個人的には戦闘・飛行シーンの特撮ライクCGが懐かしさを感じてとても嬉しかったっす。

 だってこの作品は空想特撮映画ですもん!

 あ,そー言えばメフィラス星人との戦闘シーンはちょっとエヴァ戦闘っぽい演出になってましたね。



 ***** 禍威獣/外星人造形 *****

 本作は成田亨ワールドなわけで,もうこれが全てですよね!

 もちろんウルトラマンもそうです。

 出てきた禍威獣たちにはなんの不満もなく,なんだったらもっと出してほしかったくらいで・・・←何時間映画にするんだ?

 あえてシン・・・を感じさせたのは,ガボラ(パゴス)の頭部ですかね?

 どう観ても使徒の顔ですよね。。。

 禍威獣造形としてのネロンガ,ガボラはソフビを買おうか真剣に悩むレベル。。。

 美しい意味で言ったらメフィラス星人や最終兵器のアレなんか良いっすよね。

 大気圏上空に浮かぶ最終兵器の姿もまた巨神兵のそれに酷似しておりましたね。。。



 ***** 怪獣プロレス *****

 ウルトラマンって言ったらこれっすよね!

 CGの件は前述してるんでよしとして,しっかり禍威獣とも外星人とも取っ組み合っていただいてます。

 もうね,これ観れただけで満足っす。

 尻尾持ってのジャイアントスイングとかもありますしね!

 ぶっちゃけウルトラマンの存在意義は「怪獣プロレス」にあり,これがしっかりあればそれでよいのです!←勝手な持論

 もちろんそれに付随する論理的ストーリー展開とか,ドラマチックな内容も心を揺すぶってくれるのですが,それは大人になってから味を占めたものなのです。

 空想科学に夢を見る少年は,非日常な「怪獣プロレス」を楽しみに毎週日曜の夜にTBSにチャンネルを合わせていたはずです。←言い切る

 映画の時間枠の都合もあるので贅沢は言えませんが,もう少しバトルタイムが長かったら尚宜しでしたね[黒ハート]

 最も,ウルトラマンの登場前の物語(ウルトラQの物語)からウルトラマンのラストまでを2時間足らずに納めてるんだから,それはそれで凄いっす!

 映画観終わった時はテレビシリーズを一気見したような感覚もありましたからね。

 今更ですけど「ジュワッ!」とか掛け声は無かったっすね。。。←少し残念

 あ,怪獣関係ないっすけどシン・ゴジラの時は,キャストの顔面アップ多様で洪水のようなセリフをぶちまける「顔面プロレス(樋口監督命名)」が有名でしたけど,本作でもこれは健在でしたね!



 ***** ベータシステムと高次元宇宙(マルチバース) *****

 ある意味これが今作の根幹をなす原理。。。

 いや~脚本よく作ったよねぇ~!

 内容は映画観てお勉強していただければと思いますけど,変身だったり巨大化だったり,地球侵略の理由や,最終的には光の星の方が色々考えちゃう理由にも絡んじゃったりして・・・

 ま,理屈から入りたい方はこの辺をしっかり見聞きして理解していただければよろしいかと思いますが,おとう的にはここは二の次でよろしいところです。

 えぇ,なにより「怪獣プロレス」の人なので。。。←ほぼ子供

 もちろん庵野作品ならではの設定へのこだわりは圧倒的で,ここを突き詰めるのはむしろ映画を楽しむのとは違う次元(それこそマルチバース?)の鑑賞技かもしれません。



 ***** 効果音/音楽 *****

 シン・ゴジラの時もそうでしたけどね。

 原作のものをうまく使っていただいてます。

 この辺も昔少年の大人たちの心を鷲掴みにしてくれますよね!

 スペシウム光線の発射音やゼットンのピロピロピロピロポォ~ン音なんかたまらんっす♡

 でも一番は着地音と怪獣たたきつけ音ですかね!

 「怪獣プロレス」の醍醐味が味わえます!←結局ソコ




 ***** 禍特対 *****

 流星バッチはあるけど通信機にはなってないのね。。。

 普通に携帯使ってるもんね。

 ってか,そっちの方が機能は優れてるよね。

 映画の中で禍特対の皆さんの活躍まで盛り込むことはできなかっただろうけど,スパイダーショットやマルス133とか観たかったな・・・←個人的な欲望

 かつてのフジ隊員がそうであったように,劇中で長澤まさみがアレする名シーンがございましたよね。

 個人的にはなぜかリクルートスーツのCMのイメージが湧いておりました。

 タイアップできませんかね?

 ま,冗談はさておいて,シン作品での鉄板要素として徹底的な設定づくりというのがございます。

 禍威獣,外星人はもとより,戦略的な自衛隊の動き,日本だけでなく世界的な情勢判断の流れなども今作の中ではシン・ゴジラに引き続きこだわったものとなっております。

 禍特対の位置づけも,そうした考証のなかで作り上げれらたものなのだと思うのですが,それ以上に本作ではウルトラマンと人類,若しくは外星人との間を取り持つ存在として作られている気がします。

 映画のサブタイトルの中に「友情」というワードが記されています。

 ストレートに友情と言うキーワードが本作のウルトラマンと禍特対の皆さんに当てはまるかはなんとも言えませんが,バディであり,仲間でありという認識を明確に持ってくれたウルトラマンと禍特対のメンバーには大きな絆は出来ていたんでしょうね。



 ***** まとめ *****

 おとうは特撮バカなので,一般的な目で本作を評価することはできません。←言い切る

 正直,ウルトラマンを知っている方達でも,想い入れるものの方向性の違いで賛否が分かれるような気もします。

 あえて自分本位な評価だけをストレートに表現すると・・・

 おもしろかった!

 の一言となります。

 えぇ,理屈はございません!

 単に「怪獣プロレス」が大好きだからです!
 

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