~温泉とらふぐ会席~ 星野リゾート 『界 川治』 #界 #川治 #星野リゾート #温泉とらふぐ [おとうの独り言/お出かけ系]
『界』
話には聞いていたリゾート温泉旅館。
初めて泊まってまいりました。
全国各地に「界」がありますが,泊まってきましたのは比較的近くの「界 川治」
【入口の門も洒落てますね!】
【門をくぐって回廊チックな階段を上がると・・・】
【ホテルの玄関に到着!】
ここまであがる途中に夜にはBarになる水車小屋とかございます。
他を楽しみ過ぎていくの忘れてました。。。
= エントランスホール・ロビー =
【エントランスホール!】
【大きなガラス面で景色を満喫できます!】
【夜にはこんな幻想的な空間に・・・】
シックなブラウン調でとても落ち着いた雰囲気のエントランスホール!
【到着時には豆乳ココアのおもてなし】
外の景色を観ながらチェックインの手続きをしてくれます。
【こんなおしゃれなシートで食事とかお風呂とかの案内をしてくれます】
【部屋のキーは栃木名産大谷石のホルダー付!】
【エントランスのすべてが風流です。。。】
【細かなディスプレイの一つ一つが素敵】
【左がフロント,右はお土産売り場です】
= 客 室 =
【をぉ!和室に洋ベッド!そして座敷が広い!】
窓際には掘りごたつになる造りの小卓があります。
冬にはこたつセットになるのかなぁ~。。。
【畳だけで14畳近くあるんじゃないですかね?】
【このベッドが素晴らしい!】
畳から一段上がったフローリング床に直置きの分厚いマットレス。。。
最初見た時は,あぁ~フカフカで身体沈んで寝るとちょっと疲れちゃうヤツかな。。。
って,ちょっと不安だったんですが・・・
お客さん!
これもの凄い優れものベッドですぜ!
寝てみてわかりましたけどね。。。
ふかふかは間違いなくフカフカなんですけどね!
身体もそのフカフカで包み込んでくれるんですけどね!
全身を寝そべらすと,体重がバランスよく分散されるんでしょうかね?
明確に芯を感じるのとは意味が違うのですが,フカフカの中にもしっかりとしたホールド感が出てくるのです!
ここだけの話ですが,体重100kgを軽く超えるおとうの図体でもそのホールド感は間違いないものでございました!
ただ柔らかいだけだと疲れるクッションになるのですが,これはいくら寝てても寝疲れない!
おかげでチェックアウトの翌日12時まで寝る!寝る!寝る!
市販されているものかどうかはわかりませんが,これは自分の家にも欲しい!って言いきれるベッドでございました。
このベッドで寝るためだけにまた「界」に来ても良いかな?
そう思えさせるほどの逸品ベッドでございます!
そしてこのベッドより更に気にいった室内設備がコチラ!
【ゴロ寝できるソファー!】
まずですね。。。
このソファーデカいっす。。。
その辺のベッドよりデカいっす。。。
そうですね。
大人二人がしっかりと横になって睡眠をとれるほどのサイズ。。。
背もたれやフレーム,脚は丸太そのままを使っており,大変シック!
そして一番はそのクッションです!
固い。。。
しっかり固いクッション!
大人が座ってもクッションから跳ね返されるほどのピンと支えてくれるしっかりとした固さが心地よい!
またまた内緒の話ですが,体重100kgを軽く超えるおとうの図体でもその固さは間違いないものでございました!
デザインといい,ゴロ寝できるサイズといい,この心地よい固さといい。。。
欲しい!
超欲しい!
マジで超欲しい!
かなり高そうなモノではありますが,これは本気で欲しいものです。
自分の家に置いたら間違いなく他の家具を置く場所がなくなるでしょうが,今あるソファーもテーブルもサイドキャビネットも全部処分しても良いです!
星野リゾートさん,中古で良いので譲ってください!←新品買えよ
あ,後で紹介しますけど,館内の他のフリースペースにもこれと同じ造りのソファーチェアーが置かれておりました。
良いのよ。。。
【部屋の片隅には花を飾ってあったり明かりとりの窓があったり・・・】
【一度も使わなかったけど部屋風呂にも檜?の風呂桶と椅子があります】
お風呂は大浴場しか行かなかったので,部屋風呂使わなかったんですけど,部屋風呂にも洒落たたぶん檜の桶とか椅子とか。。。
洗面所にあるアメニティーの数々も品のあるものばかりでしたね!
【街道側の部屋ですが山々の景色が楽しめます】
【あ,窓の外にカメムシが貼りついてた。。。】
= 足 湯 =
【玄関から川へ降りていく途中に足湯があります】
【奥の源泉みたいなところから熱いのが水路で冷まされながら・・・】
木々に囲まれた東屋の中にある足湯。。。
鳥のさえずりなんかも耳に入ってきましてね。。。
何時間でも居られます。
ちゃんとタオルが用意してあるのでそのままこれます。
= ライブラリー =
【エントランスホールの横はライブラリーに。。。】
こちらは24時間オープンのフリーライブラリー喫茶スペース!
【セルフサービスで珈琲,紅茶が楽しめます】
【カップ&ソーサーもいっぱい用意してあります】
【夜中でも何度でも訪れちゃいます】
【素朴な器にも癒されますね。。。】
【このスペースは栃木や川治に関連する書籍や・・・】
【民芸品,陶器,etc・・・】
【いろいろ楽しめるギャラリーにもなっています】
【ひとつひとつを眺めていても飽きませんね。。。】
【こーゆー置いてあるもののセンスもよろしい】
【良いね!】
【夜に訪れるとこんな素敵な空間に・・・】
【天井の梁もよいアクセント】
【季節もかんじられますね】
【夜中に朝に・・・5,6杯珈琲頂きましたね。。。】
= 里山工房 =
【ロビーの一角は里山工房というスペースになっています】
【地元里山の伝統をお客さんに楽しんでもらう体験スペース】
【体験するのは界川治流きな粉作り】
【まずは自分のお好みの大豆をチョイス!】
【目移りしますな・・・】
【石臼に豆投入!】
【石臼でゴリゴリと・・・】
【石臼の下からきな粉が出来てきています】
【刷毛で集めて・・・】
【何度か繰り返すと細かなきな粉になってきます】
できたきな粉は・・・
【串刺ししたマシュマロを炭火で炙って・・・】
【ぷっくり膨らんできたところで挽いたきな粉を付けて頂けます!】
美味しい!
そして楽しい!
【夜になるとこんな素敵な空間にかわります・・・】
= 大 浴 場 =
お風呂そのものは写真撮れませんけど,湯上り処をご紹介。
【こぎれいな休憩処として椅子が並べられております】
【湯上りのはとむぎ茶とレモン水が用意してあります】
温泉でしっかりと温まった後には生き返る一杯ですね!
= 温泉とらふぐ会席 =
『温泉とらふぐ』
って知ってますか?
何度かテレビでも取り上げられておりますし,縁あってこちらの温泉とらふぐを育てている会社も存じているのですが,実際にこの温泉とらふぐと出会ったことはなかったんですよね。。。
簡単に言っちゃうと,温泉の塩分濃度を利用して海水で育つとらふぐを養殖しましょう!
ってことなんですけどね。。。
もちろんそれなりの御苦労もいっぱいあるわけで。。。
こちらを見てもいろいろご苦労が紹介されてますぞ!
最初は廃校になった学校の教室とか使ってたんじゃなかったですかね。。。
栃木県那珂川町の活性化には随分と役だったのではないでしょうか?
そうそう!
フグ毒(テトロドトキシン)ってフグ自体が生産するものではなくて,フグの食べる自然界のエサが持っているものを生体内濃縮しているものなので,養殖でエサあげてるフグには毒ないんですよね。確か。。。←うろ覚え
ってなことで,そんな海なし県栃木の名産である温泉とらふぐ!
一度食べる機会を作りたいと思っていたんですよね!
【本日のお献立】
ちっさくて読めないのでおっきくしましょう。
【えっと,こんなんです】
では一つ一ついってみましょう!
【右から,先付,食前酢,八寸】
食前酢はココファームの葡萄酢 ベルジュ風!
初めて飲みましたけどね!
美味しい!
さすがのココファームさん!
【先付のふぐの煮凝り】
温泉とらふぐの皮やらなにやら。。。
琥珀色に透き通る煮凝りに仕上げてあります。
プルプルのゼラチンと皮の食感のコントラストが美味し!
【八寸も艶やか!】
八寸の中味は左から・・・
甘海老の老酒漬け 酢橘釜
鮭の幽庵焼き
からすみ風味の白玉
胡桃豆腐巾着揚げ
鶏と干し葡萄の松風
酢大根の茸挟み
まず目で楽しめて・・・
そして美味し!
【こちらも八寸の一品,果実の白和え】
これがさっぱりながらもこってりで美味いんだまた!
【お椀 土瓶蒸し!】
まずは出汁を頂きます。。。
なんかね。。。
身体の隅々まで浸み込んでいくような味。。。
途中酢橘で軽く趣を代えて楽しむこともできます。
日本人であることを幸せに感じられる瞬間です。
【中身は,茸・海老・真鯛】
鯛が美味いのよ!鯛が!
そしていよいよ真打の登場です!
【お造り ふぐの薄造り ちり酢】
びゅーちほーーーー!!!
【酢橘や紅葉おろし,ねぎ,皮など。。。】
お好みの食べ方で好きなように頂きます!
そのまま一気に何枚もすくって大人食い!
薬味と絡めてコントラストを楽しむのもよし!
【程よい厚みが味の濃さを演出してくれます!】
今までふぐ自体を食べたことがなかったわけではないんですけどね。。。
もしかすると,今までろくなふぐを食べてなかったのかもしれませんけどべ。。。
温泉とらふぐ絶品です!
淡白な白身魚の代名詞みたいなふぐですけどね。。。
じわぁ~~~っと舌に旨味が融けて伝わってくる感じですかね。。。
それと薄造りを一人でこんなに食べたこともありませんでした。。。←単にビンボ臭いだけ
【揚げ物 ふぐの唐揚げ レモン】
骨付きでカラッとね!
大胆に素手でかぶりつきますよ!
【蓋物&お凌ぎ】
【蓋物は蟹養老蒸しぶぶあられ翡翠あん,お凌ぎは冷たいお蕎麦】
【蟹がたっぷり入ってますよ!】
【酢の物はなんと飲む酢の物!胡瓜とめかぶ長芋のすり流し仕立て】
いよいよ本日のメインイベントです!
【台の物 ふぐちり鍋】
今回は4人分で,薄造りや唐揚げ,ちり鍋,等で温泉とらふぐ2匹分だそうです。
正直もっと使っているのかと思いました。
かなりデカいんですかね?
温泉とらふぐ。。。
そして観てお分かりのとおり,野菜のカットも大変良いお仕事をされています。
サイズやら向きやら・・・
背筋が伸びるほどきれいに準備されていますね!
【いっただっきまぁ~~~す!】
言い忘れてましたけどね。。。
食事処で付いてくれている係りのお姉さんがいろいろやってくれます。
特にこのちり鍋の手際は見事なものですね!
裁いてあるふぐの各部を説明してくれながら,順に鍋に。。。
アクを手早くすくったら次は野菜です。
野菜も煮える順番を考慮して順に入れていきますが,野菜を入れ始めたらもうほぼ完成!
手際よく小分けして渡してくれます。
もし自分たちで鍋奉行してたら間違いなく煮過ぎた野菜のオンパレードになっていたはず!
召し上がれ!と出された野菜はどれも適度な食感と各野菜の香りを楽しめる火加減。
大変お見事なお手前でございます。
材料,厨房での仕込み,給仕のお姉さんの手際,これらがマッチして美味しいふぐちり鍋が完成するわけですな!
【お食事 雑炊 香の物】
もちろん〆は雑炊です。
こちらもお姉さんがテキパキと用意してくれます!
塩加減。。。
お見事!
【お代わりもできるくらいあります】
すべてが凝集された雑炊。。。
このまま身体ごと浸かりたい位です。。。←大浴場ではない
【甘味と一口】
【一口 高野豆腐サヴァラン仕立て】
これね。。。
高野豆腐のスイーツなのよ!
食べるまで高野豆腐と思ってなかったけど,食べたら明らかに高野豆腐のきな粉仕立てみたいな感じ!
洒落っ気を感じる一品です!
【甘味 淡雪チーズ】
さっぱりと食事の最後を楽しむことができます。
食べ始めてから食事を終えるまで・・・
約3時間。。。
家族4人でゆっくりと食事を楽しむことができました。
普段は3分で終わるような夕飯ですからね。。。
食事をゆっくりじっくりにんまりと楽しむことができる空間,時間,料理をすべて演出してもらったような一時でございました。
ありがとうございました。
【大満足で食事処を離れます・・・】
= あさごはん =
上で離れた食事処に朝,再び訪れます。(笑)
【あさごはんの献立】
【先付として寒露のひとしな 茄子でございます】
【細かな紹介は省略!】
夕飯を詳しく書いたので朝食は上の献立を参考に・・・←手抜き
写真に鮭みたいの写ってると思いますけど,鮭ではありません!
八汐鱒という栃木の名産品でございまして。。。
お刺身系とかで食べたことはあったのですが,一夜干しを食べたのは初めてでした。
これがまた美味い!
そしてもう一品ご紹介!
【豆乳豆腐替り鍋】
まずは投入で普通にお豆腐を湯豆腐系で楽しみます。。。
そして残った豆乳に酢橘を一搾り!
【あぁ~ら不思議!豆乳がすくいおぼろ豆腐に変わっていきます!】
一鍋で二度美味しい!
こちらの朝から楽しく美味しいあさごはんでございました!
さてさて,「界 川治」さん。。。
想像以上に満喫できました。
これまで宿泊してきた温泉宿とはちょっとイメージが変わりましたね!
衝撃的だったのはやはり部屋のベッドとソファーかな。。。
寝ること・・・
寛ぐこと・・・
部屋で何気ないひと時を過ごす時間を居心地よくしてくれるアイテムが,過ごす時間の価値を高めてくれる。。。
そんな感想を率直に持てましたね。
そしてその付加価値をあげる料理。。。
個性ある共用空間。。。
全ては十分なサービスを提供してくれるスタッフさん達の質の高さに起因するものなのかと感じさせてくれます。
決して安くはない宿泊料金。
しかしそれを払ってなお満足し,また来たい!と思わせる魅力がここにはありますね。
川治以外の全国各地の「界」
年に一度くらいのペースで良いのであちこち訪ねてみたいですね!
星野リゾートさん,良い企画があったら教えてくださいね!