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でたっちゃぶるとりがー(スペア引金座) [愛銃 DT10 Xtrap]

DT10の「DT」っていうのは「でたっちゃぶるとりがー」っていう意味だそうで,トリガー部分(引金座)がそっくりそのまま脱着できるようになっております。決して「デブなトラップ射手」という意味ではありません。Berettaだったら昔のASEシリーズなんかがそうだったのかな?DT10とASEで互換性もあるとかないとかいうお話しも聞いたことがありますが,本当かどうかは知りません。天井人の方々のお使いになるP社銃にはスペアの引金座が元々付いてるとか付いてないとか言う噂も聞いたことがありますが,これも下界人ゆえ真偽はわかりまへん。

でね,X Trapちゃんを買った時からこの引金座をマジマジと観察し,もしいきなりバネが折れたとかのトラブルにあったら自分で交換できるだろうか?って疑問を持っていたわけですよ。SKBの銃も脱着式でバネとか簡単に取り替えできるようになってるみたいで,見せてもらったんだけどこれなら自分でもいける!って思えるんだけど,Berettaのコレはちょっと自信ないですね・・・まあ引金座の分解・組み立てを何度もやってれば大丈夫になるんでしょうが,その勇気がない・・・ほんでもって結論は・・・よし,スペアの引金座を買おう!ってことになったわけです。でも高そうで値段が聞けない・・・噂では20万とか30万とか言う方も・・・とりあえず銃を買ってスグに壊れるモノでもないだろうから3年後の所持許可更新の時期をにらんで貯金しようと決意したわけです。でも銀行にお金預けてコツコツ貯めるのは苦手なので,仕事場で使っている有機溶媒のガロン瓶に100円玉が通るくらいの口を開け,瓶を見たときに財布に100円玉があったらとにかく1枚は入れるっていうルールにして毎日チャリンチャリン貯め始めました。目標は20万円!
あれから約2年半,貯まりましたよ・・・10数万円分の100円玉が!年末近くになったら更新手続きに入るので,よし,スペアを注文するぞ!ってことになりました。えっ,なんで年末に更新で今注文するのかって?だってあ〜た,本体のX Trapは4ヶ月待ちだったんですよ。そんな売れるかどうかもわからんスペア引金座なんて在庫なんかあるわけないでしょう,きっと今注文すれば所持許可の更新手続きが完了する頃に入荷になるんですよ!・・・ふふふっ,すばらしい読みでしょう〜。第一以前お友達の弾着に普通のDT10の引金座見せてもらったらおとうのと違ってたもん!思うに上下のセレクターの付いてるモデルはきっと造りが多少違うのでしょう。って言うことはなおさら入荷は怪しいって考えるのが定説です。思い立ったら吉日なのでミ●ボシにオーダーコールです。「すいませんおとうですが,DT10のスペアの引金座が欲しいんですが,X Trapに使える多分セレクターが付いてる用のヤツをお願いします。値段と納期がわかったら連絡ください。」って言って,あとは待つばかりです。まあこれで秋には入荷時期もはっきりするだろうって思ってたらものの5分位で携帯に電話が・・・まさか絶版になりましたとかではないだろうな・・・一抹の不安に駆られつ電話に出ると「在庫あったんで明日発送で明後日には届きますから〜」っていう明るいお返事。はっ早い!予定外に早い!これでは100円玉貯金が20万円になる遙か前になってしまう,しょうがないので嫁だがねに郵政民営化法案の都合で急にお金が必要になったと訳のわからん言い訳をして一部負担してもらおうと覚悟を決め,売価を改めて問い合わせると10万円くらい。誰だ30万とか言ってたヤツ!(その前に値段聞いとけって)
まあ,10万円でも十分に高額なのですが,一生使うと決めた銃のスペア心臓部です。銃を買ったときから決めていた事なので,ヨシとします。これでいつバネが折れても大丈夫!安心して撃つことができます。この安心感でスコアが爆発的に伸びれば安いモノではないですか!まああり得ないでしょうけどね・・・で,届いたスペア引金座を早速つけ替えてみると・・・堅い!はめる時点で既に摺り合わせがちときつい!でもちゃんと入りました・・・買った頃って引金座の脱着ってこんなにきつかったかな?今ガバガバだぞ!(それも問題な気がするが・・・)さらにスナップキャップを入れて空撃ちしてみると・・・げっ,二の矢に切り替わらん!初矢を落としてから銃床をいつもの感じで叩いてもいっこうに二の矢に切り替わりまへん〜。それこそ床で銃床を叩く感じじゃないと二の矢に移らないじゃない!不良品だ〜!訴えてやる〜!・・・・いやいやまだ早まってはいけません。一度ちゃんと撃って確かめないとね。撃って本当に切り替わらなかったらマジモードで猛クレームです!で,思い立ったら吉日(本記事2度目の吉日)です。早速会員デーの那須国際に出向き,ニュー引金座につけ替えて試し撃ちです。前日多少油吹いておいたら若干はまりは良くなった気もします。試し撃ちにはできるだけ反動の少ないものが良いのかな?って思い,普段使っている7・1/2号だけでなく,スキート用の9号とダブルトラップ用の8号を用意いたしました。で,結論はつ〜と・・・問題なしです。何回か使っておけば全然問題ないでしょう!きっと・・・って感じですね。
これで愛銃DT10 X Trapちゃんに心強い相棒ができたのです。マジンガーZがジェットスクランダーとスクランダークロスできるようになったようなモノです。帰ってきたウルトラマンがセブンからウルトラブレスレットを受け取ったようなモノです。どうですか,心強いでしょう〜!(誰もわからんだろう・・・)


DT10 Trident X Trap 仕様一覧 [愛銃 DT10 Xtrap]


=項目=   =数値・規格=
全長     120.3mm
重量      4.05kg
銃身長     76.0cm
薬室長     76mm
口径(上)  オプティマチョーク・インナー型(12G)
  (下)     同上
ロック機構  クロスボルト・ボックスロック
外装仕上げ  黒・彫刻なし・仕上(わかりません)
トリガー   デタッチャブル(DT)&アジャスタブル 松葉バネ
リブ     高さ ハイリブ ,幅 10-8mmテーパーリブ
銃身     ニッケル・クロ−ム・モリブデン鋼と書いてある
サイト    フロント(標準/交換可),中間照星あり
先台     材質・仕上 ウォールナット・仕上(わかりません)
       サイズ・形状 標準なのかな?
元台     材質・仕上 ウォールナット・仕上(わかりません)
       トリガープル 373mm(手計測)
       キャスト ヒール: 約0-2mm,トゥ: 約10mm(手計測)
       形状 モンテカルロタイプ
       パッド 標準
オプション  メモリー機構付アジャスタブルストック
付属品    DT10専用ガンケース,銃床ドライバー,中袋,引金移動ドライバー,
       スナップキャップ(1組),スペア撃針(1組),スペア引金(異幅),
       撃針戻スプリング(1組),スペア照星(別タイプ2個),ガンオイル,
       アジャスタブルストック用レンチ,
       オプティマチョーク(インナー型5本:F×2,IM,M,IC)
別購入品   オプティマチョーク(インナー型2本:C×2)


こんな銃です! [愛銃 DT10 Xtrap]

 基本的にはBerettaの正規市販品そのものですので特別なものはありませんが,ハイリブ・交換チョーク・アジャスタブルコム・初矢/二矢切替・ヘビー級の重さ等,格別に個性あふれる銃,言い方を変えれば市販そのままの競技銃の中では並はずれてイレギュラーな仕様の銃だと思っとります。トラップ,スキート,ダブルトラップ,フィールド等,何でもこれだけでこなせる(と言うか,勝手におとうがこなしてる)盆と正月が一緒に来たようなお得な一丁です!
 思い起こせば所持許可に向けていろいろと情報を物色している中SPORTS GUN GUIDEBOOK 2003に掲載されているのを見て一目惚れ!(惚れたのはノーマル銃床ですが・・・)清水の舞台から飛び降りるつもりで「これください!」と銃砲店に頼んだものの,国内在庫なしで4ヶ月間舞台下につき落とされる始末・・・ようやく入荷したDT10 Xtrapちゃんはなぜかアジャスタブルコム仕様でさらにお高くなっておりましたが背に腹はかえられず,そのまま購入と相成りました。おとうの最初で最後?の愛らしい一丁だす!


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