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「西荻さんぽ」と「西荻ごはん」 ~懐かしき想い出~ #西荻窪 #西荻さんぽ #西荻ごはん [おとうの独り言/Books]

 嫁に今こんな本が売れてるんだって!と教えてもらったのが・・・



西荻さんぽ

西荻さんぽ

  • 出版社/メーカー: 亜紀書房
  • 発売日: 2023/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




 そしてもう1冊



西荻ごはん

西荻ごはん

  • 出版社/メーカー: 亜紀書房
  • 発売日: 2024/10/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




 「西荻」はおとうが生まれ育ったまち。

 0歳から24歳くらいまでかな?

 概ね人生の半分弱を過ごした町であります。


 著者の方も概ね同様の生い立ちっぽい感じでしょうか?

 世代的にはおとうの方が一回り古い世代,かつ細かいことを言えばおとうは西荻南の人で,著者は西荻北の人であるという差がございます。


 そんなん大差ないでしょうとおっしゃるかもしれませんが,ハナたれ小僧世代の活動範囲としてはまあまあ縄張りの違うエリアではございました。

 まあ細かいところは別にして,わが町「西荻」を大々的に歌っている本。

 懐かしさも手伝って2冊を手に取ることといたしました。


 著者略歴を拝見する限り,世代差,西荻北民・南民という差はあれど,中高はなんと先輩後輩の間柄になるようで。。。

 もちろんおとうが先輩ですが。エッヘン

 そうすると「西荻」話だけでなく「荻窪・天沼・阿佐ヶ谷」話なども共通項になりえるのかな?と思ったりいたします。


 さて,肝心の本のお話ですが・・・

 ま,中身は買っていただいた方が良いのでしょうから触れませんが,なにより書きたかったのは生まれ育った町へのノスタルジー・・・


 西荻を離れてから東京府中の数年間を経て,今は栃木県宇都宮の人になっております。

 宇都宮での生活も早25年!

 とうとう西荻歴を超える宇都宮人になってしまったわけですが。。。


 やはり幼き日を過ごした「西荻」のアイデンティティーは消え去ることは無いわけで。。。

 ほぼ訪ねることは無くなったものの,実家は今でも西荻にしっかりあって,兄家族は住んでいるので意識の根本から消えることもないんですよね。


 で,この「西荻さんぽ」,「西荻ごはん」の一つ一つのワードを読むたびにやはり情景が目に浮かぶのですよ。。。

 わかるんです。

 著者の過ごした西荻の一世代前の西荻を思い出し,そこを散歩する自分がいる。

 そして紹介する店をかすりながらも(若しくはその前身であったり)町のお店の方々との交流があったり。。。

 色鮮やかに自分の幼少年~青年時代が浮かんでくるのです。


 ここに何書いてもたぶんわかる人はほとんど居ないでしょうし,共感も出来ないでしょうけどね。

 思いついたキーワードをちょっと書き留めておこうかな。。。

 自分がボケて全てを忘れないように・・・



 自分が生まれ育った「西荻」は・・・


 通称シネマ通りで生まれ育ちました。←いきなりマニアック

 シネマ跡は子供心には少し怖くて暗いスナック数件の路地。

 でも入口の八百屋さんは仲良し♡

 商品は新聞紙で包み,釣銭はぶら下がったカゴにジャラジャラの八百屋さん。

 もやしは水桶からすくってたな。

 当時の実家は手動式ポンプの井戸水で風呂は薪釜炊きのお風呂。

 でも割と近所の銭湯に行ってましたね。

 フルーツ牛乳を飲み,時として女湯にも・・・←幼少期です

 抜群に美味い醤油味の炒め焼きそばを出す町中華。

 たぶんおとうの舌はこの町中華で育てられた。

 立派な箱庭のある床屋に可愛がってもらいました。

 玉子は隣の商店にボール持って買いに行ったね。

 通り向かいの豆腐屋からは早朝から湯気が立ち上ってましたね。

 時として焼き豆腐のバーナーの轟音が響いてました。

 曲がり角には「毒パセリ」と名札の付いた飲み屋の路肩栽培。

 ちっさいのになぜか人気のある寿司屋。

 大人になってから通うといくら飲んでも喰っても1万円ポッキリにしてくれました。

 年に一度のお祭りは強面のおでん屋がとてもやさしいおじさんになっていた。

 通学路の駄菓子屋はいつまであったかな。

 お買い物は通称西荻デパートで!←デパートではない

 果物屋・八百屋・洋品店・肉屋・魚屋・花屋。

 ほぼここで全てが完結してましたね。

 歩いてちょっとのパン屋さんのソーセージハンバーガーのソース味が忘れられない。

 あぁ,駅前のとんかつ屋さんはなぜかおかずが勝手に増えてたな。



 思い出すとね。。。

 おとうを育ててくれたのはそんな近所のみんなでしたね。

 勝手に近所のうちにはあがり込んでましたからね。

 近所が全部家みたいなもんでしたね。

 そー言えば,あの頃って玄関に鍵かかってる家あったかな?


 ほとんどのお店はもうなくなってる。

 あの時のおっちゃん,おばちゃん。

 存命の方はもう居ないかな。。。

 自分がそれ以上の歳になっちゃってますからね。


 紹介した本は,昔の想い出に触れながらも今の西荻窪の町や名店を自分の目線や舌で紹介してくれています。

 いたって普通の町,西荻。

 よろしければ楽しんでくださいまし。

 


 

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