大家族!扶養家族は∞無限大!? [2号のカメ日記]
お元気でお過ごしでしょうか?
我が家もはれて大家族の仲間入りでございます。
兼ねてより妊娠中(抱卵中)でありました母(ザリガニ)が見事出産(ふ化)を果たしまして,現在水槽の中はエライ状況となっております。
実はもうすぐ新しい子供が。。。 [2号のカメ日記]
サポーターズデイ2 〜上野動物園〜(飼育係のお話) [2号のカメ日記]
上野動物園の動物園サポーター制度,5月頃に一度講演会に行ってきましたってお話を記事にしたかと思います。
参考記事:サポーターズデイ 〜上野動物園〜
→http://blog.so-net.ne.jp/x-trap/2007-05-30
たしか今年度の第2回は早朝動物園ってことで夏場に開催されたと思うんですけど,これは生憎都合がつかず不参加。
今回平成19年度第3回のサポーターズデイとして企画されましたのが「飼育係さんのお話を聞こう!」ってイベントです。
【サポーターズデイ集合場所】
サポーターズデイ 〜上野動物園〜 [2号のカメ日記]
以前お話した動物園サポーターの件を覚えてますでしょうか?
参考記事:動物園サポーター
→http://blog.so-net.ne.jp/x-trap/2007-03-31
あの上野動物園の動物園サポーターの今年度第1回目のサポーター対象イベント“サポーターズデイ”が開催されました。
今回の内容は
1.上野動物園園長の講演「ツキノワグマ クーちゃんの冬眠」
2.同西園飼育展示係長の講演「フラミンゴ舎 快適生活スタート」
とのこと。早速サポーターの2号に連れられて?(サポーター登録は2号,おとうはただの付き添い)上野まで行ってまいりました。
会場は上野動物園目の前の東京都美術館の講堂。
暖かな日曜日の上野公園はけっこうな人手でごった返しておりましたよ。。。
【会場の東京都美術館】
講堂は250人以上収容できるほどのサイズでしょうか?講演が始まるころにはほぼ席が埋まっていたように感じました。
想像していたよりも子供の参加者は少なく,むしろ動物好き,動物園好きの大人の方たちが多くいらしていたように思えます。
現在のサポーターの登録数は一般・中学生以下合わせて600名近く。。。多いと言えば多いような気もしますが,活動の数々,そして動物のための施設等充実のための費用と考えるとまだまだ多くのサポーターを集めたいという状況でしょうね。。。。
講演に先立って園長さんからいろいろ近況のお話とかあったんですけどね。。。
動物園・水族館協会?って言ったかな?日本で150以上の施設が加入しているそうで,こういった施設のことについていろいろと取りまとめているようでございます。
で,さらに世界の協会っていうのもあり,統計的に見ると全世界での1年間の動物園・水族館入場者数は6億人位いるそうなんですよ!
びっくりなのがそのうち日本国内が7000万人とのこと。
つまり全世界の来場者の1割以上を日本の動物園・水族館が占めているらしいんです。。。
日本人は動物園&水族館好きなんですね。
さて,講演についてですが・・・
まずは園長さんのクマの冬眠について。
【園長さんがプロジェクターで講演】
なんでもクマの冬眠を動物園で公開するのは国内初の試みだそうで,結構注目された事だったんですって!
良く考えれば動物園のクマってエサはちゃんともらえるし冬眠の必要性ってあんまりなかったわけですよね。。。
でも園長さんは考えたそうです。。。
「あるがままのクマを観ていただくにはクマを冬眠できる環境にしてあげるべきでは?」って。。。
もちろんエサがあるなら眠らせる必要ないじゃん!って意見もあったようですが,それでも今回の試みにチャレンジしてみたそうです。
これもクマ舎全体(冬眠ブース)ごと冷やせるクーラーが設置できたからって言ってましたけど。
で,肝心の冬眠ですが準備室と寝床に分けた冬眠ブースを用意し,準備室はマイナス3度だったか5度だったかその辺まで冷やせて寝床は5度くらいだったかな?できるだけ冬眠環境に近い環境を作るようにしていたそうです。
寝床には冬眠中のクマさんを観察できるようにカメラがあったり,生態活動をチェックするための様々な機器が設置されていたりと万全の体制だったようですね。
こうした努力の甲斐あって,無事にクマさんは冬眠。そして春にはお目覚めになったようです。
お目覚め時は冬眠前の体重-10kg!
ビリーズブオートキャンプ並です。
体重が激減したことで不健康になったかというと,結構軽やかに調子もよさそうだったということで,やはりもともとの生活リズムに即した1年を過ごしたほうがクマらしい健康が維持できるのかな?って感じみたいですね。
将来的には冬眠(越冬)中に子供を産み,寝てる親の乳をむさぼる子供を観察できるようにしていきたいそうです。期待しちゃいますね!
そうそう,日本の動物園・水族館の冬場の来場者数1位はず〜っと沖縄のちゅらうみ水族館だったそうなんですが,今年は上野動物園が1位を奪還したとのこと。
その要因はこの日本で初めて?の冬眠中のクマの展示のおかげだったそうです。
もう一つの講演はフラミンゴ舎の新設について。
なんと完成してフラミンゴが引っ越したのはこの講演会の1週間ほど前!突貫工事だったみたいですね。。。
上野動物園のフラミンゴさん,これまでは他の鳥さんと同居していたりちょっと狭めの舎での生活でどうも繁殖には向かない状態での飼育だったようです。
一方多摩動物園のフラミンゴさんは毎年コンスタントに雛が孵り,順調に個体数が伸びている・・・
これはいかん!ということで一念発起での新フラミンゴ舎計画を立ち上げたようでございます。
なにはともあれお金がかかるのですが,この点はサポーターや個人の資金的協力やボランティアの人的協力があってなんとか完成までこぎつけたらしいです。
いやいやいろんなところで動物園職員の方たちががんばっているのですね。。。予算,日曜大工,植栽作業。。。大変です。。。がんばってね,飼育員さん!
さて,盛況のうちに今回のサポーターズデイの講演会も終わり,次回は早朝貸切動物園見学だったかな?そんな予定がありますみたいなご案内を頂いて解散となりました。
で,解散後は本日サポーター&付添い人は無料となる上野動物園に入場です!
【上野動物園へ!/案内所にはサポーターの名前が貼ってある】
案内所横の掲示板には各月毎のサポーターの名前が貼りだしてあります。
2号の名前も・・・パンダサポーターとして書いてありますね!
さて,上野動物園といえば絵本とかで戦時中のかわいそうな象さんのお話などが有名だったかと思います。
入場したらまず動物慰霊碑に一礼・・・
これからも楽しませてね。。。
【上野動物園と言えば・・・動物慰霊碑】
で,早速サポートしてるパンダさんのところに。。。
だらしないっす。。。
【パンダさん伸びきっております。。。/人気はこっちの方が・・・】
最近は隣のレッサーパンダさんに人気を取られ気味なようで,お客さんは木の上で昼寝するレッサーちゃんを追っかけてましたかね。。。
そりゃふて寝もしますかね。。。
しばらくぶり・・・十数年?二十数年ぶりかな?イヤ三十?・・・
よく覚えてませんが,久しぶりに来た上野動物園はそこかしこがリニューアル!
・・・正確にはリニューアルというほど新しくないかもしれませんが,おとうの記憶からはかなりリニューアル!
例えばゾウ舎。
【ぞ〜うさん♪ぞ〜うさん♪砂遊び好きです】
ゾウさん達は楽しそうに砂浴び三昧です。
水溜りの向こうにはガラス張りで見学できるスペースも・・・
いつからこーなってるんですかね。。。
そーいえば園長さんが講演で言ってましたけど,昔は本当に檻に入れてあるだけの飼育だったのが,動物がより自然環境に近しく飼育できるように,そして人間と動物の距離をできるだけなくす工夫ができるようになってきたと。。。
それこそ鉄の格子だけだった時代から強化ガラスができたことで随分と飼育・展示環境が変わってきましたとおっしゃってましたかね。
エンリッチメントもこうして充実したものになっていくのですね。
【カワウソ舎にはパイプが突き出ておりまして・・・】
カワウソ舎には透明の水中パイプが飛び出しておりまして,檻の外のボックスにエサをあげますと・・・
【水中トンネルを通り抜けたところで御食事タイム】
水中トンネルを泳いで潜ってきてお魚をパクつきます。
旭山動物園がいろんな奇抜な飼育舎で一世を風靡しておりますが,どうしてどうして!上野動物園もがんばっております。
【ライオン・・・あくびばっかっす。。。】
それこそ強化ガラスのおかげですね。
ライオンさんも間近でご対面。
【スマトラトラ・・・凛々しいっす!】
かっちょいいいトラさんの歩き回る勇姿もガラス越しにバッチリ見えます。
なによりトラさんはおしっこ飛ばしてきますから鉄格子だといろんな意味で危険ですよね。
【ゴリラ舎もりっぱりっぱ!でもゴロ寝。。。】
ゴリラ舎も凄い立派!
あちこちに遊べそうな仕掛けがありましたが,残念ながら本人達はゴロ寝が忙しかったようです。
【すげー元気で動き回るツキノワグマ/ゆするとドングリが出てくる樽】
ツキノワグマ舎もあちこちにお遊び道具が・・・
ロープをゆするとドングリが出てくる樽とかあって楽しそうに大暴れしておりました。
【日本で初めて?クマ冬眠ブース/冬眠する樹のレプリカ】
ツキノワグマのところに冬眠ブースがあります。
もちろん今は冬眠してませんけど,冬眠に関する解説などが書いてありますね。
【ひぐま・・・鮭もらって喰ってました】
ひぐまやホッキョクグマは鮭をもらえる時間があって,貪り食ってますね!
そうそう,ここのクマさん達は各々自然界で存在しうる他の動物との住み分けと言うか同居と言うか・・・そんなのを実践しておりまして。。。
マレーグマさんはカワウソやハクビシンと,ツキノワグマはタヌキと,ヒグマはキツネと同じ飼育ブースに住んでおります。
実際には小さい方の連中は日中は巣穴とか木の上でお休みしておりますので接触する機会はなく,クマさんたちが閉園で室内に納まったあとに我が物顔で出てくるそうですけど。。。
他の動物の存在をにおいとかで確認する様子などが見れるようですね。
【プレーリードッグは子供が産まれたばかり】
春ですからあちこちで子供が生まれてきます。
プレーリードッグも子連れ。。。
あとタンチョウヅルとかコウモリも子供いるって言ってましたね。
そろそろ東園から西園(不忍池の方)に移動です。
モノレールはめちゃコミだったので徒歩でテクテクと・・・
途中イソップ橋っていったかな?ぐるっと折り返しながら坂道を下りていく東-西園の連絡橋があるんですけどね。。。
十数メートル下から橋の上まで木がのびているんですけど・・・
【だらしなく寝るカナダヤマアラシ・・・地上十数mで。。。】
橋からさらに見上げた高さのところになにやらだらしない物体が昼寝してました。。。足おっぴろげて。。。
ヤマアラシってこんな高い木の上まで登るんですね。。。知りませんでしたよ。ビックリもんです。
【コビトカバ・・・寝る】
コビトカバはなにか自分とかぶるものを感じさせつつ・・・
【ガラパゴスゾウガメ】
年齢というかベテランを感じさせるまなざしです。。。
【つい先週できたばかりの新フラミンゴ展示檻】
講演で聴いたフラミンゴ舎。
ポイントはネット越しでもきれいな写真が撮れる網目。
ギリギリまで近寄れる外枠。
子供の背丈でも視界の妨げとならない柵。
池之端門からの入場時にインパクトある展示。
・・・・以上はお客様用。
フラミンゴさん向けのポイントは・・・
繁殖に適した面積。
深くなった水辺。
フラミンゴだけの落ち着いた環境。(以前は他種同居)
などなど。。。
いろいろと創意工夫。そして熱意と努力の成果で完成した新フラミンゴ舎でございます。
これから雛がかえって幼稚園が出来てくるのが楽しみですね!
さて,動物園や水族館の工夫の数々。
やっぱり園長さんとか飼育員さん達のお話を聞いてみると見る目が変わりますね。
これからもこういったイベントにドンドン参加していきたいものですね。
えっ,主題はあくまでも将来獣医希望のお子〜たま2号の見聞を深めるためのモノですよ。
おとうだけ楽しんでいるように見える?何言ってるんです。
ウチの2号園内入ってからはほとんど鉄砲玉でどっか飛び回ってましたよ。
間違えてサル山に展示されてるんじゃないかと思ったくらいで。。。
動物園サポーター [2号のカメ日記]
2号の将来の夢は,動物のケガや病気を治してあげる獣医さん,若しくは動物が生きていく自然環境を整えていってあげる環境監視員みたいな仕事。どっちにしようか迷っているそうでございます。
最近ではどこで拾ってきたのだかナショナルトラスト運動などにも興味を持ち,家に帰ってきてはなんだかんだと話を持ちかけてきます。
まあ,それだけ聞くとなんと夢あふれた子であろうとお褒めになる方もいらっしゃるかもしれませんが,ところがどっこい日々の自分の暮らしさえちゃんとデキネー野郎は夢を語るにゃ100年早いと言いたくなることもしばしばでございます。
人並み以上の立派な夢を語るわりには人並み以下の知能と行動力しか持ち合わせていないのが親としての悩みの種でございます。
少なくとも毎日欠かさずシャツを後ろ前に着ることと,意味なく踊るアクションだけはさっさとやめて欲しいものです。。。
ピンクのクマやらウサギやらを好むのはこの際勘弁してやりましょう・・・
さて,親の愚痴はこの位といたしまして本日のお題ですが,その2号がまた新しいネタを学校で仕入れて参りました。
それが「動物園サポーター」のお話でございます。
この「動物園サポーター」以前よりテレビやネットなどで取り上げられていたこともあり,ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
おとうもアバウトな内容は見聞きしていたのですが,今回2号が「動物園サポーター」に登録したいというので改めて申込を兼ねてチェックし直してみました。
メジャーかどうかは知りませんが,パッと調べて行き着いた動物園サポーターの団体は2つありました。
まず1つ目はこちら。
都立動物園の動物達をサポートする「動物園サポーター」。
上野動物園サポーターのご案内:
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/index.html
多摩動物公園サポーターのご案内:
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/index.html
【上野動物園・サポーター制度案内】
2号が仕入れてきたのはこちらのお話でございます。
こちらのサポーター制度は動物園の事業内容をよくよく理解した上で資金を提供し,これにより各動物園の飼育動物の飼料を買ったり遊具を開発したりと要は資金的なお手伝いをするようなものでしょうか?
この都立動物園系のサポーター制度のおもしろいところは,単純に動物園に対して資金を提供するだけでなく,自分のサポートする動物を指定することができるのです。
さらには希望すればサポーターの名前を動物園の厩舎や「東京ズーネット」のHP上に掲載して貰えたり,動物園が開催するサポーターズデイなどのイベントにも参加することができるようです。
サポーター資金は個人としては1口10,000円〜なのですが,中学生以下でしたら1,000円!これでしたら金ナシ2号の意志を親がサポートすることが可能です。(←2号サポート制度)
何せウチの子供小遣いあげてませんから・・・(←ひどい親)
ただ申込書届いてからどの動物にするかで悩むこと悩むこと悩むこと悩むこと・・・
よーやくジャイアントパンダにするという結論がでたようでございました。ナゲーヨオイ!
コアラが良い人は多摩動物公園のヤツを申し込んでね!
【ガイドブックとサポーター登録証】
申込後数日でパンダ&笹柄(上野動物園だからでしょう)の封筒で動物園のガイドブックと動物園サポーター登録証が送られてきます。
結構このガイドブックが良くできてるのよ!
で,もう一つはこちら。
「市民Zooネットワーク」
http://www.zoo-net.org/
【市民Zooネット・サポーターのご案内】
こちらは広義では先の都立動物園のサポーター制度と同じようなものなのでしょうが,大きく掲げる目標のようなものがあるようです。
人間と動物・自然との関係をより深く理解するための動物園の存在。この動物園での動物たちの暮らしの中で「環境エンリッチメント」について考え,提案していこうというのがこの市民Zooネットの考え方のようです。(間違えてたらゴメンね。)
送られてきたパンフレットを拝見すると,動物園を通じての動物のふれあい方をいろんな観点から提案したり,勉強したり・・・
各地の動物園の動物のための飼育法の工夫等,人と動物相互の接点をより意味深いモノにしていこうという気持ちが感じられます。
こうした活動について寄付や行動といった様々な形で市民からのサポートを受け付けており,今回行動という面ではサポートできないものの,考え方・目指すモノが2号のそれと近いものではないかと考え,本人と相談の上でこちらにもサポーター登録をさせて貰うことといたしました。
こちらは一般会員:1口3,000円ですが,高校生以下の学生は1口1,000円とのことだそうです。
動物に関わるセミナーやワークショップなども開催しているようで,いつかそのような機会にも連れて行ってやろうかと思っております。
いずれのサポーター制度についても正直,11歳(ん,10歳だっけ?12歳?)の2号がパーフェクトにその内容を理解しているとは到底思っておりませんが,スタート時の動機などは小さなものでも良いんです。きっかけは米粒ほどでも良いのですよ。
ただそれを2号が自分の成長と共に自分なりに理解していき,自分の考えをふまえて次の自分の将来について考えていってくれるのであれば上出来ですよ!
まあ,1,000円払ってスグ忘れる可能性も十分ありますけどね。それも一つの結果です。
何もしなければ何も変わりませんからね。