第４２矢：「鬼退治！吉備路は遠く果てしなく（全日本選手権）／開会式」

　普段の行いというものはやはりいざというときには役に立つものである。出発日の間際まで休ませろ〜と駄々をこね，店先でひっくり返って泣きわめいていたら上司から連休のお許し（諦め？）がでました。（普段の行いではなく，ただのわがままとも言う・・・）さらに運の良いことにお子〜たま１号の行事も日程がシフトしたので往き帰り共に余裕ができました。でも一度計画した寝台列車強行吉備路への旅はそのまま実行予定である。あえて変更点があったと言えば，お供のサルの代わりにお子〜たま２号を連れて行く事になった事ぐらいであろうか・・・２号も本来は学校があるのだが，夏休み中にまったくかまってやらなかったらハエがたかる程にクサっていたので学校おサボりを許可した次第である。ちなみに寝台料金は子供が添い寝の場合はタダ（乗車券や特急券は必要）である。２号は団子が嫌いなので吉備団子は不要だが，人並みのものを喰うのでサルよりは割高である。（でもサルほど役に立たない・・・）キジと犬は結局都合がつかなかった・・・（キジ→ほぼ毎日見かけるがコミュニケーションとれず，犬→おウチ大好きなので散歩以外の外出大嫌い）

　さて，そんなつもりで大会１週間前となり，日クレさんから選手宛案内のハガキが届きました。

　で，案内を見てみると・・・やっぱり・・・日クレさんからのハガキは貰うたびに新たな驚きを感じさせられます。「H16年度夏季本部公式→ハガキ届かなかった」，「H16年度全日本選手権→朝8時位に受付・受付次第試合開始と思ってたら，お昼受付締切・午後試合開始」ときて，今年は「昨年同様昼に受付終了と思ってたら，午前7時30分受付終了・シニア&女子終了次第試合開始（午後1時位でしょう）」とのご案内。おいおい朝6時30分位にJR岡山駅ついてからレンタカー借りてったら微妙に間に合わなそうじゃない！しかたない，非常プランの発動だ！前泊はとってあったので切符の手配を急遽変更！往路は東北新幹線→東海道新幹線（のぞみ）で復路は意地でも寝台特急だ〜！（もはや旅の目的の90%がこっちになりつつある）
　ダブルトラップ参加のお決まりとなりつつある小ハプニング？も無事にクリアし，2005年11月22日（木）曇り時々晴れのこの日，岡山県クレー射撃場に足を踏み入れました。こちらの射撃場，岡山空港からのアクセスが大変良く，おとうのような物好きでなければ遠方の方はまず飛行機でいらっしゃるところでございます。本年度国体開催の副産物か射撃場に向かう道中でも適所に道案内の青看板が出ておりますので，全く初めての道のりでもまず射撃場には辿り着けると思います。射撃場は最後の案内看板でチップ工場の脇を通り，踏切をわたるとすぐに広がっております。つまり射撃場のすぐ後ろは電車が走っており，プレイ中にはパンパ〜ンという乾いた射撃音とガタンゴト〜ンという長閑なローカル電車の通過音がハーモニーを醸し出しているということです。ハイ。

　射面はスキート２面とトラップ（ＤＴ兼）２面の計４面が横一列に並んでおりますが，なんかだだっ広いぞ，横に・・・前回の秋田の射場はコンパクトにきれいに作られていた印象がありましたが，ここはワイドに整ってるイメージがしますね・・・妙に射面の間広いし・・・巻き尺もってったわけではないのであくまでも感覚的なもんですけど・・・で，そのど真ん中にクラブハウスがあるわけですね。ここで受付を覗くと，今回もＤＴは１２名の強者（１名は強者ではなく弱者ですが・・・）が集まったようです。たぶん若干名は大会成立のためエントリーして下さったのではないかと想像しております。ありがたいことです。受付済ませて安心していたら，どうも今回は全員ゼッケンを付けるとのこと。前回は裸でプレイ（表現がまずいな）していたのですが，種目毎に色の違うゼッケンを付けることになるそうです。知らずにちんたらしてたらＴ木県屈指のＤＴ選手のＭ島選手が持ってきてくれてました。すんまそん。今回のおとうのゼッケンは８番！８，はち，八，・・・末広がりで縁起が良さそうですね・・・（意味なし）

　受付時間を終了し，続いて開会式の開催です。開会に際して，日本クレー射撃協会・麻生太郎会長からの挨拶です！（お忙しく欠席のため代読ですけど）さらに昨年度優勝カップの返還，国旗並びに協会旗掲揚です！

　いや〜気分も揚がっていきますね〜・・・でもちょっとハプニングでこん時うまく旗揚がらなかったんだけどね。内緒内緒・・・そうそう，今回は海外からの招待選手が何名かいらしており，皆さん技術向上のため良く見ておくようにとのお話しもありました。開会式の際も「どこそこから来たジュニアチャンピオン獲った誰それさん親子です！（すいません，あんまり話聞いてませんでした）」って紹介された２名の選手がいらっしゃり，何か名前聞こえなかったけど前に日暮里の三進さんのところに遊びに行った時に一緒に中華料理屋でビール呑んであんかけ焼きそば喰ったやたらデカいブルースさんによく似た人だなぁ〜，って眺めてたら本人でした。（爆！）家帰ってくるまで気が付かなかったけど・・・（大ボケ野郎です）どうりでみんなよく喋ってるなぁ〜と思ったんだよな〜。射撃もうまくなるとみんな英語ペラペラになるのかと思って感心してたのに，ブルースさん日本語ベラベラだったもんなぁ〜・・・騙された気分

　午前8時，全日本シニア選手権と全日本女子選手権の同時プレイ開始です！シニアのトラップ射団が２組，女子のトラップ射団が３組あり，各々１番２番の射面で１Ｒをプレイした後，射面を入れ替えて交互に４Ｒを進行していくようです。しかしこの二つのカテゴリーだけ見てても見応えはありますね〜，シニアの方々はお歳はシニアであれども，いつもの公式大会ではまだまだブイブイ言わせて活躍している皆さんです。うまいですよね〜，なんか妖力とかも使えそうな方もいらっしゃるし・・・

　　【シニアトラップ】　　　　　　　　　【シニアスキート】

　女子は女子でものすごくお互いを意識して試合に臨んでるって感じがしてちょっとピリピリしてますかね。女子の部参戦のRedSunは昨日寝れなかったって言ってたしね。でも頑張ってね！応援応援！

　　【ウルトラマンに変身したRedSunはスペシューム光線でクレーを撃破！】

　お昼過ぎくらいにはシニア，女子共に４Ｒを終了し，女子のみファイナルが開催されます。皆さん気合いの入った顔をしています。試射を始めてから思い出しましたが，ファイナルは１発撃ちになるんでした。各選手が一射一射にかける集中力をより強く感じるのはそのせいだったのでしょうか？二の矢の使えない緊迫した戦いでは，一射毎に順位を表示させる電光掲示板がさらに観戦する人達をのめり込ませていきます。

　ルール改正により一発撃ちになったこのファイナル，直にこの目で見るのは初めてでしたが今まで以上に大きくのしかかるプレッシャーに耐えながらどれだけ自分の射撃を維持できるのかが勝負になるのでしょうか？こんな中でファイナルを撃つことができるファイナリストの方々は，もう別次元の方々ですね・・・ＪＭの本部公式連続２位もこうした中でプレイし続けてきた結果だと思うと鳥肌が立つ思いがします。スゴイって！
　さあ女子ファイナルの決着がついたら,いよいよ平成１７年全日本選手権ダブルトラップのプレイ開始です！

コメント 1

全日本・・・・・・

言葉の響きからして緊張を強いられそうですね～
写真からも凛と張り詰めたような気配が感じられます。なんだか別次元の世界って感じですねぇ～（＾＾；
ダブルトラップのプレイ編　楽しみにしてます！
by ぷくぷく (2005-09-28 14:24)