THE DARK KNIGHT [映画大好き!]
「とてつもない悪が笑いはじめた・・・」
テレビCMのコピーがこれほどまでにマッチした作品を久しぶりに観た気がいたしました。
『THE DARK KNIGHT』
→http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
ご存知バットマンシリーズの最新作です。
これまで何度も映画化されてきたバットマン。
前作の『バットマン ビギンズ』より原点回帰をはかってきた感がございます。
確かにそれ以前の作品は悪役キャラクターの個性を原作コミック張りにコミックカラーで作り上げた娯楽作品。
もちろんそれはそれで好きでしたし,ちょっとしたファニーな瞬間も楽しみでもあったりしました。
でもね・・・
今回のは違いますよ。
ある意味『バットマン ビギンズ』でさえ遥かに凌駕するほどに・・・
これまでゴッサムシティは悪の蔓延る「架空の街」っていうイメージがありました。
リアリティーをかなりもった『バットマン ビギンズ』でも,現実的にはない街として映画を観ておりました。。。
今回の作品は今自分たちが暮らしている街なんです。
ニューヨークかもしれない,シカゴかもしれない,ロサンゼルスかもしれない,そして東京かも・・・
決して架空ではない街としてゴッサムシティがあり,そこに『悪』がいると・・・
映画の観る前の情報として知っていたのは,
ジョーカーを演じるヒース・レジャー(本作がほぼ遺作)が凄い!
上映時間が長い。
って事くらい。
それ以外は何も知らないで映画館に入りました。
ジョーカー・・・
以前,ジャックニコルソンが演じていたそれは,コミックから飛び出してきたおふざけモードも有りのキャラクターでございました。
でも,ヒース演ずるソレはキャラクターではありません。。。
まさに『悪』。
『狂気の悪』を現代の人の型に押し込めるとこうなるのか。。。
と感じられるほどの存在です。
ジョーカーのメイクもコミックキャラクターのジョーカーのようにくっきりと色分けされているわけではありません。。。
狂気の悪が染み出るがごとく,縁取りもぼやけた乱暴とも言えるメイク。。。
だから怖い!
だから心が読めない!
おそらくは主人公のバットマンでさえその内面を掴み切れず,翻弄されるその存在はもはやコミックキャラクターではなく「人間の持つ悪そのもの」であります。
映画はいろんな犯罪・社会的な腐敗が進む「現代の実在する街・ゴッサムシティ」の中で,バットマンがゴッサムシティを「変えていく」ために,その「悪」と対峙し,自らをも「変える」決意をしていく物語となっています。
バットマンが「Dark Knight」と呼ばれるように・・・
迫力ある映像,恐怖ある熱演,これらがあってこの映画は150分以上という長時間の作品でありながら密度ある濃い重い作品となっているのです。
いろいろ圧倒されるものが多かったこの作品,多くの名優さん達にも支えられておりました。
マイケル・ケイン,ゲーリー・オールドマン,モーガン・フリーマン。。。
彼らが抑えとして演じてくれていたことも作品の良いアクセントとなっていたのでしょうか・・・
ただ個人的にはレイチェル役だけは前作のケイティ・ホームズの方が好みでしたけど。。。
主演はバットマンではなく「悪」であったこの映画。
最後に「悪」の計画を狂わせたのはバットマンだけではなく市民や囚人の「人としての心」であったことがせめてもの救いでしょうか。。。
もう1回観に行こうかなぁ~・・・
ピカピカチュー(・ω・)ノ
↑なんか違ってる
『THE DARK KNIGHT』、オラも昨日観て来ました~!
確かに今までのバットマンシリーズとは一線を画す内容でしたね。
ヒース・レジャーの演技も、リアルな狂気を感じて素晴らしかったです。
フツーにイッちゃってる感じだし(^_^;)
でも亡くなっちゃったんですよね。。。
あとバットマン役のクリスチャン・ベールはDVでタイーホでしたっけ?
モーガン・フリーマン(大ファン)も事故っちゃうし・・・( ̄" ̄;)
結局一番カッコ良かったのは、あの囚人頭?だったでしょうか?(笑)
今日はMOVIXがカップルデイだったので、『ハムナプトラ3』も観て来ちゃいました。
↑ヒマ人
by Pちゃん (2008-08-15 22:03)
Pちゃん
なんだかわかなくなってますけど・・・
映画以外の話題もいろいろでございましたね。
おいしいところは間違いなく囚人頭さんだったですよね。
この監督さん,凝った作品が多いですからね。
新バットマンシリーズだけでなく,以前紹介したプレステージとかメメントとかも観て下さいね!
はまりますよ!
by おとうたま (2008-08-16 09:44)