「射撃場」 [韓国へ行こう!]
さて,もともと韓国に行きたくて旅行を決めたわけではないので,何をしに行くのかもわかっておりません。無計画にも程があります。
焼肉を喰う以外に何が出来るのかもわからず,とりあえずソウル系(歌の話ではない)のホームページを物色し,観光情報をいろいろと探ると「射撃場」というキーワードが・・・
ほほ〜,韓国でも射撃ができるのか,所謂観光客目当てのガンシューティングであろうと推測されたものの,実は拳銃射撃は今までしたことがないおとう・・・
若いクレーシューターの皆様はグアム等のお手軽海外観光地で先に拳銃射撃を楽しんでから所持許可を目指した方々も多いかと思われますが,おとうには初めてのチャレンジとなります。
さらに調べてみると,ソウル近郊では拳銃射撃ができるところは概ね2カ所,ちょっと離れればクレーもできるようです。(クレー射撃はむしろ済州島の方がよろしいようです)
で,今回は子供と一緒に遊びに行くことが決定しているロッテワールドにある射撃場を訪問することと致しました。
LOTTE WORLD SHOOTING RANGE:http://www.dmtrigger.com/
ロッテワールドは蚕室駅から地下のアーケードでつながっているので,雨でも濡れずに行くことができます。(ロッテワールドそのものが室内遊園地なので全天候型ですな)
本題の射撃場はロッテワールドに入場せずに,切符売り場(地下1F)の横にあるエスカレーターでさらに地下3Fに降りたアイスリンク(通年営業の屋内スケートリンクが吹き抜けのロッテワールドの最下階にあります)の横にあります。
まあリンクをぐるっと一周すれば必ず見つかります。「LOTTE WORLD SHOOTING RANGE」の看板があるのでスグにわかるでしょう。
さて,ドアをくぐると受付ロビーになります。ここで申し込むことになります。
言い忘れておりましたがおとうはハングル語は150%わかりません。
英語は中学生に負けるくらいなら何とかなります。
そんなおとうでも安心,この射撃場では日本語100%で対応していただけます。(まあ,それだけ日本の観光客が多いと言うことでしょう)
さて,元気ハツラツ日本語でお願いします!と言うと,係りの方がまず使用する銃についての説明をしてくれます。
今回は実弾射撃と言うことで,子供達には「大人じゃないと撃てないんだから,おとうさんとおかあさんが射撃している間はロビーでおとなしくしているんだよ!」と言い聞かしてからの訪問でしたが,係りの方の説明は開口一番「お子様には反動が少ない22口径がいいと思います」との事・・・
オイオイ,8歳と10歳に撃たせて良いのか?????
成人じゃないとダメじゃなかったか?????
果てしなく大きなハテナマークを頭の上に出現させつつも,横で自分たちも撃てると感づいたガキ×2は既に臨戦モードに・・・
まぁいいか,店が良いっていうなら撃たせちゃえ!ってことで,子供達は22口径(SMITH&WESSON,リボルバー)で1Rづつのチャレンジに決定!
料金はどの銃も10発1Rで40000ウォン(約4千円),44マグナムのみ1R50000ウォン(約5千円)となります。
ネットでサービス券(10発につき2発サービス)を持参していったのですが,何やらセット価格があるそうで,44マグナムを含むお好みで選んだ3挺各10発づつ計30発で90000ウォンとの事。(組合せ自由)
サービス券よりもお得なのでこちらでお願いすることにしました。
嫁だがねはそんなに撃たんと言うことでBeretta92FS(Beretta,セミオートマ)という9mmの銃のみをチョイス。
どうも映画でトムクルーズが使っていたモデルと言うことで選んだらしい。
おとうは同じくBeretta92FS/9mmとGlock45(セミオートマ)45口径,そして迷うことなく44マグナムのRugerRedhwak(リボルバー)をチョイスである。
何ね,やっぱりBerettaユーザーはBeretta使わないとね!って思っただけなんだけどね,でもJGTのBeretta Members Card見せても特典はないと思いますよ。
Glock45は多少口径の違うものを選ぼうかなって位かな?
ところでおとうは拳銃のお話しには全く疎いのですが(と言っても散弾銃やライフルにもさほど知識はない・・・),口径で45というのはどういう意味かな?
22口径→9mm→45口径→44マグナムの順に威力が大きくなります。と説明されたのですが,9mmと45がどっちがどうなのかが全くわからん。
銃も見た目で選んだだけなので,特性も知らんしウンチクもじぇんじぇん知りましぇん。
さて,撃つもん決めれば早速シュート開始です。
一人一人シューティングレンジに呼ばれて入っていきます。
入るとまずは防弾チョッキとイヤーマフの装着です。
各レンジには後向いて撃たないようにチェーンで両側をつないだ銃が用意されます。
ちょうど馬小屋で馬が繋がれているような形ですね!
そして簡単に撃ち方を説明されます。
先っぽの1つの山を手前の2つの山の間に入れて高さを合わせて,引き金はゆっくりと絞り込むように最後まで同じくらいの力で引いていってください。
それではロックをハズしてどうぞ!って感じです。
そうそう,予めカメラ渡しておけば撃ってる最中とか撃ち終わってからポーズとりながらなど,お店の人が結構写真撮ってくれます。
カメラない人には有料でポラロイドとか撮ってくれるみたいですよ。
生まれて初めての拳銃射撃はBeretta92FSからです。
おー結構ごついけどやっぱりモデルガンみたいだの〜,どれどれまずは一発・・・ガンッ!
うぉっ,以外と反動あるんだな〜,こんなのワンハンドで撃ってたら絶対当たらんぞ!
両手でしっかり構えてっと,ガンッ!
なんか今ひとつだの〜,ガンッ!ガンッ!
これは数を撃たんと感じがつかめんぞ!
結局10発をあっと言う間に消費!
撃ち終わると標的をガーっと電動で手元に戻します。
一応全弾中心付近の黒丸エリア(7点以上)には命中,後で集計をしてくれるようです。
続いて次のGlock45をセッティング,新しい標的をまたガーっと電気仕掛けの物干しロープみたいので向こうに送ります。
ちなみに標的までの距離ですが,良く覚えていないのですが,5mか10mのどっちかだったと思います。(えらい差だ!やっぱ5mかな?わからん!)
この射撃場は最長25mまでの射撃ができるようですが,観光客には無縁の距離です。天竺を目指すようなものです。
でもここは韓国,徴兵のある国です(町中で1日で数人の兵隊さんに会います)ので,現地の方々の射撃はケタが違います。同じスコアでも恐らくは15〜25mでの射撃成績と思われます。
続いてのGlock45,先程のBeretta92FSと比べ,一回り小さく感じるものの,ずっしりとしてさらに四角くゴツゴツしている感じです。妙に銃に厚みを感じます。構えてみてもなんか拍子木を持っている気分です。
どれどれ一発目,ガンッ!うぉっ,やっぱりこっちの方が反動強いのかな?
でもまあまあ良いところに当たったぞ!
なんか撃ち心地はこっちの方が良さそうだな,ちょっと四角くてごついけど・・・(しつこい)
いい感じのままでガンッ!ガンッ!ガンッ!続いていきます。
途中で何回かお店の人に,オー,真ん中ですね〜!というお褒めを頂きました。
でも実は照星・照門(って言うんだっけ?)とターゲットの全てにはピントが合わない被写界深度の浅いおとうのお目目,当たっても正確にヒットした位置が今ひとつはっきりわかっておりません。
でも何となく良い感触で撃ち終わってから標的が手元に戻ってくると,おっ結構まとまってるじゃん!
10点の中心に集まり,3発くらい9点エリア!う〜ん,この銃でもっと撃ち込みたいなぁ〜。
係りの人に銃を構えての写真を撮ってもらってから,次は44マグへのチャレンジである。
さて,44マグナムのRugerRedhwakが届きました。
なんか妙にでかいぞこの銃・・・先っぽには蛍光サイトみたいの付いてるし・・・
持ったら重いぞこれ〜!
新しい標的がまた洗濯物のように送り出されていきます。んっ,標的がさっきと違うぞ!
1〜10点までの同心円の標的ではなくってサイの写真が向こうに走っていく・・・そう,立派な角が生えたアフリカとかにいるヤツです。
おいおい,この銃は10点の中心に当てる銃じゃなくって動物のどっかに当たれば良い銃なのかい!
先の2挺と違ってリボルバーなので今度は1発づつ撃鉄を起こします。
よっこいしょっと,どれどれ引き金をっと,ガゥン!うぉぅお!
こりゃ銃が吹っ飛びますな〜,こんなの狙ったところで当たるわけないじゃん!
やっぱりサイのどっかに当たればいいんだな,きっと。
よし,次!あっ,撃鉄起こし忘れた・・・ガゥン!う〜ん,いい加減に狙ってる割にはいいとこ当たってる気がするけどどうも左に寄れるなぁ〜,ガゥン!ガゥン!鼻息荒く射撃終了です。
頭部を中心に急所を撃たれた?サイが痛々しくこちらに運ばれてきます。
ハンティングした獲物と共に記念写真です。
さて,横で撃っていた子供達&嫁だがねはっと,もう終了していたようですね!
子供達はお店の人に銃をガッチリ支えてもらいながらの射撃だったようです。
そうですよね,子供に一人で持たせるのはちょっと危なすぎますな!
それでもとてもおもしろかったと大満足のようでした!(写真:子供は22口径が44マグに見えますな,お子〜たま2号は銃を持った目が据わってるぞ・・・,写真:嫁だがねの一撃!なぜか殺意に似た気配を感じる・・・)
それでは成績発表です!
第4位:お子〜たま1号(10歳)的中率10%(SMITH&WESSON・22口径)
兄の面目丸つぶれです。
的の紙にすら全弾当たっておりません。カスです!
第3位:お子〜たま2号(8歳)的中率55%(SMITH&WESSON・22口径)
兄に勝って鼻高々です。
7点以上の黒的ゾーンにも何発かヒットしています。
第2位:嫁だがね(3?歳)的中率73%(Beretta92FS・9mm)
こいつも100%初めての射撃ながら70%以上をゲット!
機嫌の悪いときは至近距離に近寄らない方がよさそうだ!
優勝:おとうたま(38歳)的中率97%(Glock45・45口径)
父の威厳が保てました・・・ほっと一息。
参考記録:的中率90%(Beretta92FS・9mm),
的中率92%(RugerRedhwak・44マグナム)
よく考えたら3種とも9割をキープ,Aクラス入りですな!(実現しない夢だ・・・)
そうそう,最後に標的の集計をしてくれるときに名前を言うと,ハングル語でも名前を書き込んでくれます。
自分の名前のハングル文字も知ることができますよ!
お土産にこの標的の紙を貰ってかえることになります。
お会計は現金,各種カードでできますのでお気軽にどうぞ!頼めば送迎もあるようですよ。
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