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パンフで振り返るゴジラ Ⅰ(1954-1955) [パンフでゴジラ]

 企画・構想より約1年。。。
 第1回のアップより半年近い歳月を要したこの企画記事。
 とうとう最終回とあいなりました。

 あくまでもおとうのコレクションであるパンフレットを元に,自分で映画を振り返り,幼き頃から観た作品の記憶と自分の想い出を元に書きなぐったものでございます。
 もしかするとウソを書いているかもしれません。
 記憶違いもあるかもしれません。
 専門資料を紐解いて記したものではございませんので,多少の問題点は目をつむっておくんなまし。
 あえてパンフレット以外の参考資料的に観たものと言えば,ゴジラDVD全集でしょうか?
 資料というよりかは書くにあたっての記憶の再認識的な役割を持ってくれたものかもしれません。

   【ゴジラDVDボックス】

 紹介したパンフレットはゴジラシリーズのほぼ全部をカバーしていると思います。
 そういう意味では
「ゴジラ映画パンフレット・ほぼコンプリート紹介!」
 って言っても良いと思っています。

 「ほぼ」って付くのはね。。。
 ディープマニアの方はわかると思いますけどちょっとだけ抜け落ちがございます。
 作品的にはまあカバーしていると言っても良いと思いますが,パンフレットのコンプリート!って意味では「ほぼ」って感じになります。
 正直言うと,あと何と何が足りないのかをおとうも正確には把握しておりません。
 整理してみたら3冊同じパンフがあったりした作品もございましたから。。。(なぜ気がつかない?)

 それでも映画資料・パンフレットとしては貴重で価値あるものもございます。
 金銭的な価値ではなくゴジラファンとして何モノにも代え難い大切なものという意味です。
 ひとたびパンフを広げればおとうの頭の中には壮大なスケールで暴れまわる東宝特撮怪獣達のシルエットが浮かび上がります。
 DVDにはない・・・印刷物だからこそ思い浮かびあがる・・・そして時代を感じさせる紙の傷みが歴史を感じさせる・・・
 そんなとてもとてもノスタルジックな良い味が,古びたパンフレットの1冊1冊には刷り込まれているのです。

だからパンフレットを集めたい!

 そんな気持ちがスタートだったでしょうか。。。
 物心ついた頃から,そーですね。30年以上前からでしょうか・・・(←最初がいつだったか覚えてない)
 それだけかかって集めたものの集大成でございます。
 パーフェクトコンプリートが生きているうちにできるのかどうかはわかりませんが,半ばライフワーク的に地道にコレクションとして楽しんでいくつもりです。

 幸い,お子~たま1号か2号(たぶん2号)が,おとうが亡き後もこれを継いでくれそうです。
 我が家の家宝!って言う程大げさなものではありませんが,継いでくれるものがいる安心感があるせいか特別焦りもせず,これまでの30数年間と同じようにゆっくりゆ~っくりとまたパンフレットを探していきたいですね。

 最終回でありながら「~ Ⅰ」と書いてある秘密はお分かりでしょうか?
 そう!
 カテゴリーで「パンフでゴジラ」を選択して頂くと,「パンフで振り返るゴジラⅠ~Ⅵ」までが一気にご覧になることができるのです。
 ゴジラ第1作~最終作までの歴史を上から下まで時代を追って楽しめるように構成しております。
 (ただし,画像が重いのでそれなりの覚悟を・・・)

 それではゴジラ創世記のこの「パンフで振り返るゴジラ Ⅰ(1954-1955)」,題して「クラシック期」として皆様にご紹介いたします。
 願わくば伊福部昭の音楽でもバックに流しながらゴジラの歴史を振り返って頂ければ幸いです。
 それではお楽しみを!


Ⅰ.クラシック期
 :1954~1955年

総論)
 原爆により生まれた怪獣が街を破壊していく。痛烈な反戦映画ともいえる社会派映画がゴジラの原点でありましたね。Theオリジナル!はじまりがここにあると思います。
 ファンのみならず,多くの映画関係者・特に海外の監督さん達に影響を与えた作品の時代でした。外国の人形を動かすハリー・ハウゼンを代表とするストップモーションの特撮などと違い,人が中に入って演技する怪獣の特撮。スケールにあわせたミニチュアセット。ある意味では日本だからこそできた特撮技術ではなかったかと思っております。SFXではなく,CGでもなく,日本の誇るべき特撮の代表作がこの時期に生まれていったわけですね。
 若輩者のおとうが言うべきことではありませんが,太平洋戦争の終わり,終戦から10年も経たない日本の変革期に,こういった作品を創ろう!と決意し,作成した製作関係者の皆様にはただただ驚愕するばかりです。ゴジラの固有名詞は日本だけではなく,世界で共通の畏怖の存在として知られています。しかし,ゴジラを生み出したのは他ならぬ人間そのもの。娯楽映画としてではなく,社会に警鐘をならす作品としてのクラシック期の作品は,モノクロ映像と相まって深いものであるなぁという印象を持っております。
 いろいろな背景・思いはございますが,最初に書いたとおり,何よりもゴジラ作品の原点としての位置づけが最も大事なところでございます。それでは皆様,先をお読みになって貴重な一時をお過ごしくださいまし。。。


ゴジラ

        【パンフ表紙】            【パンフ裏】
公開年月日:1954.11.03
併映作品:仇討珍剣法
監督:本多猪四郎
登場怪獣:ゴジラ
ストーリー:
 無音のスクリーンに浮かび上がる「賛助・海上保安庁」のテロップ。
 地響きを伴うような大きな足音とともにそこには「東宝」の文字が・・・
 そしてこれまで聞いた事のないような地獄の底から響いてくるような鳴き声とともに『ゴジラ』のタイトルが浮かび上がるのです。。。
 ある日,南海汽船の貨物船は海中で光るなぞの怪物に突如襲われ,あっという間に沈められてしまいます。救助に向かった船も次々と同じように沈められていってしまいます。なんとか生き残った船員は突然海が爆発したんだ!と伝えます。浮流機雷か海底火山か・・・謎は深まるばかりです。
 そして現場海域近くの大戸島では漁をしても雑魚一匹魚が捕れないという異常事態が続きます。島のじっさまはゴジラの仕業だと・・・ゴジラは海の食い物を食い尽くすと陸に上がって人を襲うという伝説があるのです。
 大戸島を嵐が襲ったその夜。巨大が何かが上陸し,地響きとともに家々をなぎ倒していきます。大戸島被災の調査に来た古生物学者の山根博士は,放射能に汚染された巨大な足跡・・・さらに足跡の中から既に絶滅したはずの三葉虫を見つけます。
 調査が進む中,村の山の向こうから大きな足跡が聞こえてきます。山越に上半身をのぞかせるゴジラ!「私は見た!確かにジュラ紀の生物だ!」山根博士が叫びます。島の人々を恐怖のどん底に陥れ,ゴジラは海へと姿を消していきます。

 山根博士は海底の洞窟にでも潜んでいた太古の生物が度重なる水爆実験のために安住の地を追われ,姿を現したのではないかと推測します。ゴジラや三葉虫から水爆と同じ種類の放射能が検出されたことがその証拠です。しかし委員会では水爆の申し子として生まれたゴジラが公表されれば外交上も内政上も大混乱が起きると大激論が続きます。
 ゴジラ対策としてフリゲート艦隊による爆雷攻撃を実施する事が決まります。しかし爆雷攻撃の甲斐なく,とうとうゴジラは東京湾に姿を現します。山根博士にゴジラ抹殺の方法を問われますが,水爆の豪火に生き残ったゴジラを倒す術など思いつくわけもありません。
 そのような中,山根博士の娘・恵美子は元婚約者である芹沢博士の元で秘密の研究を見てしまいます。恵美子の見たその研究とは・・・・キャー!!!
 そしてある晩とうとうゴジラは東京に上陸してきます。逃げ惑う人々。品川駅で列車を襲い,口にくわえて吐き捨てます。鉄橋をなぎ倒し,再び海へと戻るゴジラ。ゴジラを阻む事はできないのでしょうか?
 ゴジラ対策として海岸線に有刺鉄線を張り巡らし,5万ボルトの電流を流してゴジラの上陸を阻止する計画が練られます。 戦車や大砲の待ち構える海岸に再び上陸してくるゴジラ。5万ボルトの電流もものともせず,あっという間に鉄塔はなぎ倒され,そして吐き出す白熱光に溶かされていきます。
 背びれの光に続き吐き出される白熱光!街を次々と火の海にかえていきます。戦時中の空襲さながらに町中を走り回る消防車!しかし火の手は収まりません。巨大な歩みでさらに建物を踏みつぶしていくゴジラ。パトカーも戦車も全てを焼き尽くしていきます。
 業火の中,死を決意する親子。東京はまるで大空襲を受けたようです。崩れ行く和光ビルの時計台,国会議事堂。破壊の限りを尽くすゴジラ。。。その様子をテレビ塔から実況するアナウンサーにもゴジラは迫ります。「いよいよ最後です。さようなら,さようならみなさん!」
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 火の海となった東京を尻目にゴジラは悠々と海に戻っていくのです。廃墟と化した東京の街。次々と運ばれる負傷者。泣き叫ぶ小さな子供の身体は放射能に被爆しているのです・・・恐るべしゴジラの猛威。
 ゴジラを止める手段は本当にないのでしょうか・・・いや,恵美子のみが知るゴジラの息の根を止める手段があったのです。そう,それは芹沢博士の発明したオキシジェン・デストロイヤー!
 水中の酸素を一瞬で破壊し,周りの生物を死滅して溶かしてしまう発明なのです。芹沢博士でさえ実験中の偶然で開発したこの研究。しかしこの研究が兵器として使われれば水爆以上に危険な存在となるはず。芹沢博士はオキシジェン・デストロイヤーを平和利用する手段ができるまで,この研究の存在自体を秘密にするつもりだったのです。
 芹沢博士との約束を破り,オキシジェン・デストロイヤーの存在を話してしまう恵美子。。。「そんなものは知らんね!」しらを切る芹沢博士。知られてもなお使用を拒む芹沢博士。現時点では恐るべき破壊兵器でしかないオキシジェン・デストロイヤーは何があっても使用する事ができない!一人の人間としてどうしてもそれを使用することはできないと悩む芹沢博士。一度使ってしまえば,オキシジェン・デストロイヤーの秘密は自らが死なない限り守る事はできないんだ!
 しかしテレビ放送でゴジラ被災に祈りを込めて歌う少女達の歌声に,芹沢博士は今回一度限りの使用を決意します。これまでの研究資料の焼却とともに・・・
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 いよいよ最後の決戦の日,まずは海上保安庁のしらね艦上からガイガーカウンターでゴジラの所在を突き止めます。いよいよオキシジェン・デストロイヤーを使おうとするその時,芹沢博士は間違いなく作動させるため自らも潜水服を着てゴジラのもとへ潜る事を申し出ます。潜水士の尾形とともに海へと潜る芹沢博士。海の底に着底した二人は海底に潜むゴジラを見つけます。
 やや濁った東京湾の水越しに薄ぼんやりと迫るゴジラの姿。芹沢博士は尾形を先に浮上させると自分はそのまま海底に留まり,迫るゴジラの足下でオキシジェン・デストロイヤーを作動させます。吹きあがる泡の中でもがき苦しむゴジラ!
 成功を確信した芹沢博士は尾形に向け最期の言葉を伝えます。「大成功だ!幸福にくらせよ,さよなら!さよなら!」そして芹沢博士は自らの手で命綱にナイフを・・・
 身体が融けて指先の骨も見え始めたゴジラは海上で大きな断末魔の叫びをあげるとそのまま海の底へと沈んでいくのでした。アナウンサーが歓喜の放送を伝える中,山根博士はつぶやきます。「あのゴジラが最後の1匹だとは思えない。もし水爆実験が続けて行われれば,あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れてくるかもしれない。」と・・・

おとうの一言:
 なにも言うことはありません。
 ここから全てが始まった。。。
 ただそれだけです。
 ゴジラが公開される数ヶ月前の事だったと思います。ビキニ環礁での核実験により起きた第五福竜丸事件・・・これがゴジラ制作に大きく関わっていたと聞いております。
 人類が生み出した原水爆がゴジラを生み出し,これが自分たちに厄災を振りまきに戻ってくる・・・因果応報とも言えるその皮肉をゴジラという大きな恐怖の象徴として表した映画でございました。
 そして何よりもこの映画が唯一の被爆国である日本が,終戦から10年も経たずして造り上げた作品であるということに大きな意味があるのだと思います。
 あまりにも淡々と表されるゴジラ被災の様子は,間違いなく戦災のその姿を模したものに他なりません。こうした描写はゴジラシリーズの中でも最初の作品である「ゴジラ」だけにあるものです。擬人化する事のない圧倒的な“滅びの力”として存在するゴジラは生物ではなく,畏怖の存在,厄災そのものでございました。
 放送タワーで実況を続けるアナウンサーの間近に迫るゴジラ・・・その表情には恐怖に怯えるアナウンサーに対する哀れみの気持ちなど微塵も感じられません。戦争という人類が作った厄災も同じように容赦なく人の命を奪っていってしまうものです。最後に倒れ行く放送タワーは,圧倒的な力の前に倒れ行く人類の姿だったのかもしれません。
 本作品の最後はゴジラシリーズ永遠のヒーロー・芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーで幕を閉じます。人類の手によるゴジラの完全なる死は本作品が唯一のものであり,以後の作品においてゴジラの歩みは何人たりとも止める事は叶わなかったのです。
 そう,ゴジラはこの1954年から2004年まで,大きな大きな歩みを続けていくのです。いやもしかするとこれからも・・・

 ンギャヲォ〜ン!!
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ゴジラの逆襲
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        【パンフ表紙】            【パンフ裏】
公開年月日:1955.04.24
併映作品:弥次喜多漫才道中 化け姫騒動の巻
監督:小田基義
登場怪獣:ゴジラ,アンギラス
ストーリー:
 洋上で魚群を探る月岡と小林の飛行機2機。岩戸島近くで小林機が突然の故障で不時着をしてしまいます。救助に向かった月岡機は島で取っ組み合って闘う2匹の巨大な怪獣を目撃します。1匹は東京を廃墟と化したゴジラ。もう1匹は見た事のないトゲだらけの怪獣!2匹は闘い,もつれ合いながら海へと落ちていくのでした。
 救助された二人の証言から,その1匹がアンキロサウルス(通称アンギラス)であることをつきとめます。アンギラスもまた水爆で起こされた怪獣の1匹であろうと・・・
 ゴジラ対策として大阪に呼ばれた山根博士は,オキシジェン・デストロイヤーが発明した芹沢博士と共になき今,ゴジラに対向する術はないと断言します。「あのゴジラが最後の1匹だとは思えない!」ゴジラを倒したときに懸念した不安がまさに的中してしまったのです。
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 山根博士は光に過敏なゴジラの習性を考え,大阪市街地への侵入を防ぐためには灯火管制がもっとも有効な手段であるとアドバイスします。さらに照明弾でゴジラを遠くへ誘導して回避する作戦が実行されることとなりました。
 大阪湾へのゴジラ侵入に合わせ,一斉に灯火管制がしかれるまっ暗な大阪の街。水平線より近寄るゴジラを沖合へ誘うため照明弾が投下されていきます。ゴジラはその光に誘われるように陸から離れていきます。が・・・
 住民の退去に合わせて移送される囚人達が脱走し,逃走のため乗り込んだタンクローリーが爆発事故を起こします。おかげで辺りは火の海に・・・その明かりに呼び寄せられ,沖合に行きかけたゴジラは再び上陸してきてしまうのです。
 上陸を阻止しようと撃ちまくる24連装ロケット砲!しかしゴジラの足を止める事はできません。さらに後を追うようにアンギラスも上陸。湾岸工場地帯の一角で2匹の怪獣は再び取っ組み合いの闘いをするのでした。火の海になる工場などに目もくれず,ひたすら闘い合う2匹の怪獣。激しい闘いの最中,次々と街を壊していきます。一心不乱に闘い合う2匹!
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 ついに2匹の怪獣は大阪城公園へなだれ込んでいきます。大阪城を粉々に壊した後,ゴジラはついにアンギラスの首元に食いつき,その闘いに終止符を打ちます。お堀にアンギラスの亡がらをたたき落とし,とどめの白熱光!その火は大阪の街にも飛び移り,辺り一面は火の海になってしまいます。そしてアンギラスを倒したゴジラは再び海へと戻っていくのです。
 ゴジラの行方がわからなくなってしばらくたち,大阪本社から北海道へと移った小林は北の海での魚影探しに汗を流します。ところがこの北の海でも再びゴジラの被害が・・・ゴジラ捜索の中,神子島周辺でゴジラの姿を発見します。
 連絡を受けて神子島に飛んできた航空防衛隊はゴジラに爆撃をしますが効果がありません。島からまた海に戻ってしまうゴジラをなんとかしようと近づく小林機はゴジラの白熱光にやられ,そのまま雪山に激突してしまいます。その衝撃で雪山が雪崩を・・・
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 防衛隊の隊長はその様子を見て全機に雪山への爆撃を命じます。次々とおこる雪崩!身体を埋められながらもなお白熱光で戦闘機を落としていくゴジラ・・・しかし捨て身の防衛隊は機体をも雪山に激突させてさらにゴジラを埋めていきます。
 頭だけが雪崩から出たゴジラは最期の白熱光を吐きまくります。月岡機のとどめの一撃がとうとうゴジラを完全に生き埋めにします。小林機の犠牲があって,どうにかゴジラの脅威を押さえ込む事ができたのでした。


おとうの一言:
 2作目にして2匹目の怪獣を登場させたことは勇気のいることでしたよね。
 近年では釈ゴジラ以降の作品くらいまで復活することのなかった闘いのスピード感がありますね。なんか一説ではスローモーションにするの忘れたとかって話もあるらしいですけど。。。
 しかし,怪獣同士でぶつかり合い!噛み付き合い!押し合い!へし合い!そんなグレコローマンスタイルの飛び道具のない闘いは観る者を熱中させます。
 チャンピオンまつりの作品しか観ていない方は,アンギラスってなんて弱い怪獣なんだろう・・・って思っていたと思いますけど,ゴジラの逆襲で対決するアンギラスは,ゴジラを上回るほどの凶暴さと強さを持っていたんですよね。何よりキャッチコピーは暴龍ですから・・・
 そしてある意味今後の東宝特撮作品の名物シーンのはしりとも言える大阪城での大格闘!城が壊され崩れていく様は次作のキングコング対ゴジラの熱海城の格闘シーンへとつながるわけですね。
 怪獣同士の大バトル!数々続く後のゴジラ作品の根幹となるベーススタイルを作り上げた一作とも言えるでしょう!
 またメカでもちょっとだけオリジナリティーが出始めていますね!その筋のメジャーであるメーサー砲はまだ出ておりませんが,24連装ロケット砲が新兵器として顔を出しておりました。
 第1作の原作を書かれた香山滋さん。本作品を最後にゴジラの原作は書かなくなったときいております。原作者として思い描いたゴジラの存在。。。映画とは異なるものだったんでしょうかね。。。



あとがき
 おとうがこの企画を始めた理由・・・わかりますか?
 なにより普段は本棚の片隅でひっそりと寝ているだけのパンフレットさん達。
 コレクションとしてしまっているだけではなかなか顔を合わせることはできないんですよね。
 全ページを掲載したりすることは難しいですが,こういう形でアップしておけば各パンフレットさんといつでも顔を合わせることができるようになるんです。
 ですからこの企画。。。結局は自分が眺めたいから書いたようなものなんですよね。

 それと・・・
 最初に書きましたが,自分がどのパンフレット持っていたか忘れて,同じもの3冊も集めないで済むようになりますから・・・(←アホなだけです)

 最後に・・・
 自分よがりの記事なのに目を通していただいてありがとう!
 一緒に映画館でゴジラの想い出を振り返ってくれてありがとう!
 これからもゴジラを楽しんであげてね!
 子供の頃の想いを忘れない大人でありたいおとうでございました。


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スタMasa

おはようございます。
とうとう最終回....おつかれさまでした。

スタMasaの一言、別便にて..と思ったところ
おとうたまのPCアドレスを、どこかに吹っ飛ばして
しまっていました。
 お暇の折、PCアドレスを送ってください^_^;
by スタMasa (2008-06-04 08:04) 

おとうたま

スタMasaさん

メアドはご確認いただけたようですね。

また忘れましたら左にメールフォーム「おとうへ恋文」を用意してございます。
何文字まで打てるのか試したことはございませんが,そこそこの文量はこなせるようです。
ご利用くださいまし。
by おとうたま (2008-06-04 08:49) 

残弾なし

今回、ご紹介下さった作品。
ロートルの残弾でもさすがに劇場では見ておりません。
再映で見たのは、幾つのときの夏だったかは忘れましたが
近くの公園の仮設スクリーンでした。

コジラの出現するシーン、やたら怖かった記憶があります。
「恐怖のミイラ」とは異なり、絶対に逃げられないぞって感じです。
後年、これがトラウマになり、コジラが登場するシーン、鳥肌立ちます。

残弾、思いますに
1954年
そろそろ戦争を知らない世代がものごころ付き始めるころ
何らかの形であの悲惨だった負の記憶を次世代に・・・
しかし、米国に対する遠慮があるし、人を主人公にした戦争映画では
ヒロイズムにより、戦の虚しさ、恐ろしさが払拭される。
そこで
日本人だけが知っている原爆の恐ろしさ
まだ癒されていない戦争の惨い記憶等を
コジラに象徴させたのかも

コジラに焼かれる東京の街など、まさに空襲の惨禍。
平時に体感する逃れられない戦いの恐怖こそ
平和を維持するためのカンフル注射。
残弾とタメの初代コジラ君、そんな完璧なヒールキャラだったのでは・・・
言うまでもなく、残弾も我が家では完璧なヒールキャラです。
by 残弾なし (2008-06-04 12:02) 

おとうたま

残弾おやじ殿

1954年,おとうは干支で一回り後の生まれとなります。
おとうも第1作であるゴジラを観たときは,いつも楽しみに観ていた憧れの怪獣映画ではなく,あきらかに“怖い”映画の部類でございました。

社会的な背景などおとうが言うのもおこがましいレベルではございますが,カラー化された以後の作品との明確な違いだけははっきりとしているかと思います。

さて・・・
コメントの最後のオチ。。。

見事です!
パチパチパチ!

by おとうたま (2008-06-04 12:52) 

bamboosora

僕ら夫婦のブログを読んでいただき、このたびは「nice!」だけでなく、「コメント」までいただきましたことを心より感謝いたします。

しかも、あの記事に対しての「コメント」は僕ら夫婦の思いが通じたのではと感じることができ、今後の励みになりますし、勇気も沸いてきます。


ところで、「nice!」は僕(ダンナの方)が入れさせていただきました。

お察しの通りです。

それにしても、このパンフレットのコレクションはお見事!ですね。

と言うか、うらやましいですね。

僕は「ゴジラ対キングギドラ」(1991)からしか揃ってませんからね。


ちなみに、僕も「ゴジラDVDボックス」を購入しました。
・・・「ゴジラヘッド」はカミさんに不評ですけどね。


「おとうたま」のブログは僕にとっては盛り沢山な内容なので、今後じっくり読ませていただきたいと思っています。

それでは、また。

by bamboosora (2009-07-23 01:31) 

おとうたま

bamboosoraさん

いえ,かえって返コメいただき恐縮です。
うなづきながら読ませていただいた記事の数々で,bamboosoraさんご家族のブログを知れてよかったと思いました。
今後ものぞかせて頂きたいと思います。

こちらの記事は好き勝手なことを書いておりますのでだんな様のご趣味と会う部分だけ斜め読みしていただければ幸いです。
ガレージキット等,その昔ははまりにはまっておりました。
自分でキット自体を作っていたときもありましたし・・・

そっちの記事も期待しておりますね!
by おとうたま (2009-07-23 08:42) 

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