SSブログ

星野之宣SF作品集成Ⅲ STAR FIELD [おとうの独り言/Books]

 ここ数ヶ月連続してお届けしておりました光文社コミック叢書シリーズ 星野之宣SF作品集成第3弾!STAR FIELD でございます。
 えー丸々1ヶ月アップするのを忘れておりました。。。

星野之宣SF作品集成III STAR FIELD (光文社コミック叢書〈SIGNAL〉 (0016))

星野之宣SF作品集成III STAR FIELD (光文社コミック叢書〈SIGNAL〉 (0016))

  • 作者: 星野之宣
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 今回のシリーズでは最終刊となるのでしょうか。
 題材的には前刊のSPACEと同様宇宙モノですが,星間スケールの外宇宙系のお話が多いでしょうか。。。

 収録作品は
  THE MASK OF THE RED DWARF STAR
  楕円軌道
  ターゲット
  ウラシマ効果
  大いなる回帰
  Star Field
  灼ける男
  超新星メギド

 実は恥ずかしながら・・・
 「THE MASK OF THE RED DWARF STAR」と今回のメインタイトルである「Star Field」知りませんでした。。。

 THE MASK ・・・はアメリカで出版する本のために書いた英書版だそうなので,まあしょうがないとして「Star Field」はいかんですね。。。
 そんでまたこれがよろしかったりする。。。

 異星いや異星系文明との闘いをアーサー王伝説とかけて形作ったストーリー展開は見事!
 「地球人=アース人=アーサー」は拍手モノでしたな。。。

 シリーズとして完結をしていない作品のようですので,いつの日かまた楽しめる日も来るかもしれませんが,設定そのままにテレビシリーズ化できるほどの物語設定。。。
 う〜む,さすが星野之宣です。

 この光文社コミック叢書シリーズのおもしろい所として,星野先生自らが各作品を語るページと周りの誰かが語る星野之宣,星野作品のページがございます。
 今回,星野作品を語るのは「星野之宣メーリングリスト」主宰を旦那に持つ奥様。

 ほぼ同年代のためでしょうかね・・・
 語る言葉の節々に自分の想い出が重なり,そして作品への想いも重なってまいります。。。

 星野作品の年代別全集でもいつの日か刊行していただきたいものですが,難しいでしょうねぇ~。。。
 時代や宇宙,場合によっては世界をも隔てたなかでの様々な「想い」を伝えてくれる星野作品。
 これからも読み続けていきたいものです。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

ToT

自分の知っている史実と物語がニアミスしたり、クロスする形で交わる手法は僕は結構好きですねぇ。

藤子・F・不二雄なんかの名作にも多くこのパターンが存在します。
例えて云うと変かも知れませんが、家畜人ヤプーも然りですかね。

想像を絶する未知のステージよりも、何処かで自分の記憶というフィールドを部隊に設定する事で、物語の進行のテンポが良くなり、すっと入っていける様な気がします。
by ToT (2008-08-31 22:52) 

おとうたま

史実とのニアミス,クロス・・・
良い表現ですね。。。

パクって今度なんかに使わせてもらおうかな。

確かにこーゆー展開って抵抗感なく「不思議な世界」に入っていけますよね。

そーか・・・
ToTの出張先で起こる数々の出来事も普段の生活とのニアミス・クロスなわけだな。。。
どーりで「自然」なわけだ・・・(意味深)
by おとうたま (2008-09-01 07:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0