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the 波乗りレストラン [水曜どうでしょうバカな家族]

 サザンオールスターズ30周年&日本テレビ開局55周年記念のコラボドラマ!

 「the 波乗りレストラン」
  →http://www.ntv.co.jp/naminori/index.html

 皆様ご覧になりましたでしょうか?

 サザンのヒット曲33曲に合わせ,なんと33話連続のスペシャルドラマでございます。
 (33話は「サザン」にかけてるらしいっす)
 まともな尺で33話のドラマ作ると3クール分になりますからね。。。
 ここまで来ると大河ドラマレベルになってしまいます。

 今回のドラマは1話が10分程度(正味7,8分位かな?)。
 そのお話のモチーフとなるサザンの曲をバックにちょっとしたエピソードがつながるって感じです。

 感覚的にはショートストーリーのCMドラマを連作でやってる感じかな。
 いやむしろ音楽がバックを彩る意味ではラジオのショートドラマ的なニュアンスが強かったかもしれません。

 こちらのドラマ。
 11月1日から9日までの9日間,1日3~4話づつ,朝の番組の中と夜の番組の間などに放送されましてね。
 さすがに全てを生で観るのは無理だとあきらめ,はなから予約録画に頼っておりました。

 で,先日まとめて観たんですけどね・・・
 いやショートドラマだからまとめて観てもすぐ終わるだろうと思ってたんですけど大間違い!
 よく考えたら単純計算で1話10分で33話・・・・330分ってことは5時間以上掛かるんですよね。

 いやまいったまいった。。。。(←浅はかです)

 さて,大まかなあらすじは・・・
 ふらりと茅ヶ崎にやってきた主人公のマスター(我等が大泉洋先生)がはじめた海辺のレストラン“波乗りレストラン”
 なぜかいつまでたっても休業中・・・
 休業レストランの別名のほうが有名になってしまったこのレストランに,何かしら「悩み」や「行き詰まり」,「問題」を抱えた一癖もふた癖もある連中が集まってきます。

 ただの暢気な海辺のひと時をサザンの曲に合わせて面白おかしくショートストーリーのしているのかな?って思いきや。
 忙しい現代に,都会に生きる人々に一時の休息を与えてくれるメッセージドラマにいつの間にかなっていくのです。

 さて,中身ですが・・・
 連続ショートストーリーですから通常のドラマほどのストーリーの繋がりを期待してはいけません。
 でもその分お話の間・間にあるであろう登場人物たちのドラマには表されない生活を自分なりの解釈で想像することができます。

 これがミソ!
 OL三崎はどーなったのか?(←一番気になる)
 のんちゃんはいつから秋葉原で将棋を指すようになったのか?(←ドラマ違う)
 潮汁のレシピはどーなっているのか?(←喰いたいだけ)

 こーいった点を想像するうち,出演者の物語がいつしか自分の身に置き換えられて感じるように・・・
 そしてセリフの一言一言がいつしか自分に向けてのメッセージに思えるような・・・
 そんな見事な構成になっているのです。
 脚本の大宮エリーさんに脱帽。

 『第21話・シャボン』での先輩(西村雅彦)の息子に向けての一言。。。
 『第22話・愛する女性とのすれ違い』の三崎(吉高由里子)ちゃんが自分の位置を確認できたこと。。。

 この辺はうなずきながら観ておりましたね。

 そして最終話。
 マスター大泉が視聴者に向けてのメッセージ・・・

 世知辛い世の中ですからね。。。
 生きていくこと,明日に向かうことがつらい事だってあるんですよ。。。

 でも,そんな時。。。
 一休みすればきっと・・・
 そうきっと楽しく踏み出せる明日がくるんですよ。

 そんなひと時の象徴として“波乗りレストラン”はそこにあるのです。
 あなたの波乗りレストランはどこかにありますかな?

 一話,一話は単なる面白おかしいショートドラマとして・・・
 そして全編を通してみたときは,きっと背中を後押しされるような・・・
 そんな何かをはじめられるような気持ちが心の中に宿ることと思いますよ。

 もともとこのドラマ観ようかなって思ったのは,当然のことながら「よぅ~いずみをぉ~先生」が主人公をしているからという理由だけでして・・・・
 ただ見始めると贅沢で個性あふれるキャストの面々のパワーに圧倒されます。

 ショートだから面白い。
 ショートだからはじけられる展開。
 これまでにない試みのドラマでございました。

 なんかサザンの曲をまた全部聴きたくなりましたね・・・
 ドラマで使われていた曲(ドラマタイトルでもある)は下記のとおりです。
 全話ではないと思いますけど一部ネット配信なども行われているようです。
 興味のある方はご覧くださいまし。

 第1話 チャコの海岸物語
 第2話 Oh! クラウディア
 第3話 愛と欲望の日々
 第4話 愛の言霊 ~Spiritual Message~
 第5話 TSUNAMI
 第6話 心を込めて花束を
 第7話 太陽は罪な奴
 第8話 涙のキッス
 第9話 Ya Ya (あの時代を忘れない)
 第10話 シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA
 第11話 忘れられた BIG WAVE
 第12話 そんなヒロシに騙されて
 第13話 いとしのエリー
 第14話 逢いたくなった時に君はここにいない
 第15話 フリフリ '65
 第16話 素敵な夢を叶えましょう
 第17話 君だけに夢をもう一度
 第18話 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
 第19話 マンピーのG★SPOT
 第20話 ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)
 第21話 シャボン
 第22話 愛する女性とのすれ違い
 第23話 みんなのうた
 第24話 栞のテーマ
 第25話 夕陽に別れを告げて
 第26話 勝手にシンドバッド
 第27話 いなせなロコモーション
 第28話 HOTEL PACIFIC
 第29話 LONELY WOMAN
 第30話 君こそスターだ
 第31話 真夏の果実
 第32話 LOVE AFFAIR ~秘密のデート~
 最終話 茅ヶ崎に背を向けて

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コメント 4

百発失中DTてん

サザンはある意味地元ですが・・・the 波乗りレストランは見逃しちゃいました。茅ヶ崎市はなぜかサザンを売りにしますね。サザンビーチとか・・・
R134の通り沿いのレストランに、ジャコの海岸物語&サザエオールスターズとか・・・寒くもパロッた大きな看板があります。 どこの誰が建てたのかわかりませんが、下ろした方がいいい。(-。-)ボソッ
サザンか…おとうたま世代の思い出の曲が多いかも知れませんね!

by 百発失中DTてん (2008-11-13 09:41) 

SHINDEN(魂はまだ北海道)

こんな番組、やってたんですねー。(知らなかった。)
サザンのファンとしては痛恨の極みです。
ショートストーリーってのがいいですね。
1話10分ってことは、半分近くは曲が流れているって事でしょうか?

ちなみに「涙のキッス」「YaYa」「真夏の果実」当たりはショートストーリーになりやすいと思うんですが、
「シュラバ★ラ★バンバ 」「エロティカ・セブン」「マンピーのG★SPOT」
当たりは、どうやってドラマにしたんでしょうか?
すごく気になります。
by SHINDEN(魂はまだ北海道) (2008-11-13 09:41) 

おとうたま

百失点さん

そーですね。
世代的にはど真ん中でしょうか。
ただ当時はさほど夢中ではありませんでしたけど。
むしろ社会人になってから改めて聞きなおして気に入った曲の方が多いですかね。
by おとうたま (2008-11-13 12:53) 

おとうたま

SHINDENさん

んっとね~。
歌詞がそのままドラマになっていたわけではなくって,むしろBGM的に流れてるイメージですかね。
ただ必ず曲の内容のどこかにストーリーの流れやセリフなどが絡んでるんですよね。

とりあえず動画配信でもご覧になってみてくださいな。
けっこう良いできですよ。
by おとうたま (2008-11-13 12:55) 

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