残り39秒 奇跡の大逆転！ ブレックスJBLファイナル進出！

　先日の記事でJBLプレイオフセミファイナルへ，我らがリンク栃木BREXが進出したことをご紹介したかと思います。

　関連記事：栃木が震える日！ リンク栃木BREX JBLプレイオフ進出！
　　→ http://x-trap.blog.so-net.ne.jp/2010-03-29

　プレイオフ対戦相手はパナソニック トライアンズ。
　2009-2010年レギュラーシーズンのアシスト王・#1木下選手（ベスト5にも選出），3P成功率王・#6永山選手やビッグマン・#31青野選手などを率いる強豪チームです。

　BREXとの試合は両者の攻守ががっちり噛みあうケースが多いようで，レギュラーシーズンでの戦いは両チーム共にノーガードで打ち合うような点の獲りあいになることが多かったようです。
　きっとセミファイナルでも熱い戦いを見せてくれることでしょう。

　さて，今年宇都宮で開催されるこにセミファイナル。
　メインスポンサーとして地元コジマ電器さんがついたこともあり，市内各所はプチフィーバーしております。

　駅前には横断幕が・・・
　大きなビルには，#0田臥選手や#1川村選手の巨大垂幕があったりと・・・


　　　【#1川村選手】　　　　　　　　　　　　　【#0田臥選手】


　　　　　【駅前バスロータリーにはセミファイナル開催の横断幕】

　セミファイナルは2勝勝ち抜け方式。
　先に2戦を制したほうがファイナルへの切符を手にすることとなります。
　理想的には1,2戦で2勝をあげ，多少なり体力を温存してファイナルに向かいたいというのが本音でございます。


　　【セミファイナル開催を待つブレックスアリーナ（宇都宮市体育館）】


　　　　　【セミファイナルの看板スポンサーは地元コジマ電器さん】

　で，第1戦目ですが・・・
　いきなり衝撃が走ります。。。

　今期得点王（2年連続）を獲得したBREXのエース・#1川村選手が体調不良のためスターティング5から外れるという事態！


　　【初戦スターティング５：
　　　　　　#0田臥，#5メリット，#34伊藤，#40，田中，#91片岡】

　川村選手は，なんでも水曜の練習で腰を痛めたそうで。。。
　シーズン中も何度か痛めた腰を電器腰巻で温めてる様子を見ましたので，もともと腰には問題があったのかもしれません。
　大事なセミファイナルを前に負傷とは本人が一番悔しいことでしょう。


　【トーマス・ウィスマン ﾍｯﾄﾞｺｰﾁ】　　　【ティップオフはパナソニックﾎﾞｰﾙ】

　それでもこれまでそうしてきたように，ブレックスメンバー全員で勝利を掴みにいきます。
　その陣頭指揮はもちろんこの人。
　トーマス・ウィスマンﾍｯﾄﾞｺｰﾁ。
　全日本監督となる前に是非ともブレックスを日本一に導いて欲しいものです。

　運命のティップオフは，ビッグマン#31青野選手にボールをうまくはたかれパナソニックボールでスタート！
　序盤から次々とパナにシュートを決められていってしまいます。


　　　【果敢に攻めるもゴールネットを揺らせず・・・】


　　　　　　【パナの猛攻をがんばってしのぐ】

　ディフェンス陣も今ひとつの動きなのは，やはりセミファイナルと言う特異な雰囲気のせいなのでしょうか。。。


【#34伊藤選手ボールにくらいつく】　【#15竹田選手隙を見てシュート】


　　　　　【#13キャプテン安斎選手仁王立ち！】


　　　【セミファイナルでもブレクシーは応援してくれます】


　　　　　　　【満を持して川村選手コートイン！】

　第2ピリオドからは満を持して川村選手も出場。
　でもやっぱりインサイドに切り込むいつもの動きはできなさそう。。。
　外からの攻撃をしかけるもネットは揺れず。。。


　　　　【誰かが調子悪くてもみんなでがんばるBREX】

　でぃーふぇーんす！
　でぃーふぇーんす！


　　　　【狙えるときはいつだって・・・#0田臥選手のシュート】


　【声を出して指示を怠りません】　　　　　　【#1川村選手の空中プレイ】


　　　　【でも川村選手には執拗なパナのディフェンスがはりつきます】


　　　【#5メリット選手のシュート】　　　【#1川村選手ジャンプシュート】


　　　　　　【パナの壁を乗り越えて#0田臥選手の執念のシュート】

　これといった見せ場，窮地もない中で試合はほぼ互角の状態で進んでいきます。
　第3ピリオドまではエース川村選手の活躍を欠きながらもなんとか同点で過ごしています。
　最後のピリオド，猛攻を見せられるでしょうか。。。


　　【#0田臥選手の檄！】　　　　　　　【冷静な#15竹田選手のプレイ】


　　【#12アボヤ選手フリースロー】　　【#8大宮選手フリースロー】


　　【あきらめない#0田臥選手】　　　【#15竹田選手のジャンプシュート】


　　　　【善戦むなしく初戦は負け。。。】

　結局最終第4ピリオドでは10点の差をつけられ，

　リンク栃木ブレックス 81：91 パナソニックトライアンズ

　で初戦を落とすこととなりました。

　エース#1川村選手を欠く中で各選手ががんばり，81点をもぎ取ったものの相手の攻撃をしのぎきれなかったのが敗因でしょうか。
　翌日の第2戦。
　やはり#1川村選手の出場が勝負のキーポイントとなるのでしょう。


　そして第2戦目。。。


　　　　　【スターティング5に#1川村選手の姿】

　キター！！！
　#1川村選手キター！！！
　ｷﾀ━━━(ﾟ(ﾟ∀(ﾟ∀ﾟ(☆∀☆)ﾟ∀ﾟ)∀ﾟ)ﾟ)━━━!!!

　痛み止めの注射ですかね。
　満身創痍の中でのがけっぷち出場です。


　【ティップオフもブレックスボール】　　　【#1川村選手全開！】

　エースが戻るとやはり勢いがつくのでしょうかね。
　競り合いながらも次々と得点を重ねていきます。


　　【#0田臥選手の声も熱く】　　　　　【#34伊藤選手シュート】

　そうそう，第2戦はブレックスはアウェイ用ユニホーム（白），パナはホーム用（青）のユニフォームに変わってます。


　　【#0田臥選手ノールックパス】


　　　　【ブレクシーパフォーマンスも力が入ります】


　　　【交代待ちの#34伊藤選手＆#12アボヤ選手】

　やはりパナソニック戦での見ものはブレックス#34伊藤選手（204cm/110kg）とパナソニック#31青野選手(210cm/120kg)の怪獣大決戦！


　　　　【がんばれ！イートン！負けるな！イートン！】

　ハーフタイムには各チアチームのパフォーマンスが行われるのですが，パナソニックのチアリーダーOXLIPSはブレクシーとは違ったパフォーマンスをみせてくれます。

　　　【チームプレイでのエアパフォーマンスも満載】

　チアリーダーってそういえばこんなんだったかもしれません。
　正統派のチアチームとしてはこちらの方が凄いかもしれません。

　たたブレクシーの皆さんのダンスパフォーマンスの切れは，少なくともこれまで見たどのチアチームよりも良いと自信を持って言えますけどね！


　　　　【ブレックスアリーナは超満員！立見のお客様も！】

　今日のゲームは若干ではありながらもリードを保ちつつ，なんとか第3ピリオドまで進んだものの，途中，#31青野選手や#20カスタス選手の猛攻にあい，なんと同点にまで追いつかれることに・・・


　　　　　【全選手勝利のために一丸となっています】


　　　【#91片岡選手の目ヂカラが気迫を物語っています】

　そして第4ピリオド終了！
　再びパナソニックを突き放し，

　リンク栃木ブレックス 84：72 パナソニックトライアンズ

　で，プレイオフ初勝利をあげる事ができました。


　　　　　　　【リンク栃木 84:72 パナソニック】

　やはり全員選手一丸となっての勝利！
　気持ちの良いものです。
　もともとブレックスはなぜかホームゲームの土曜日は負けやすいジンクスを持っておりましたので，ある意味これでシーズン中と同じように身体がこなれてきたかも？


　　　　　　　【勝利を熱く語るトーマス・ウィスマン ヘッドコーチ】

　そしてヒーローインタビューは続きます。



　やはり川村選手がいると違いますね。
　この日は24得点を挙げる大活躍！
　やはりレギュラーシーズン得点王はこうでなくっちゃ！

　これでファイナルへの道はふりだしに・・・
　次の１戦を勝った者が代々木第２体育館への切符を手にするのです。
　試合時間を同じくするもう一つのセミファイナル戦「アイシンシーホークス対日立サンロッカーズ」は，アイシンシーホークスが勝利を収め，早々にファイナル進出を決めた模様。
　ブレックスもこれに続きたいものです。

　さあ，泣いても笑っても最終戦！
　プレイオフセミファイナル第３戦目は夜７時にティップオフです。


　　　　　【夕闇迫るブレックスアリーナに集まるブレックスファン！】

　運命の最終戦ティップオフです。
　今回もタイミングをうまく外してブレックスボールでスタート！


　　【ｾﾐﾌｧｲﾅﾙ最後のﾃｨｯﾌﾟｵﾌ】　　　　　　【3たび怪獣大決戦！】


　　　【#34伊藤選手のシュート】　　　【#40田中選手のシュート】

　ちゃくちゃくと得点を重ねるも，この試合ではいやらしいほどに3Pシュートを決めまくるパナソニック#6永山選手。
　どんだけ練習するとそれだけスポンスポン3Pが決まるのかと聞きたくなるほどの見事なシュートです。
　この試合はこれに随分と苦しめられることになります。

　第1ピリオド：　リンク栃木 14:27 パナソニック
　　

　　　【#0田臥選手の猛チャージ】　　　【#1川村選手にはｶﾞｰﾄﾞが堅く】

　とにかく執拗なまでのパナソニック各選手の#1川村選手へのディフェンスが目立ちます。
　なかなかシュートを打たせてもらえない。
　逆に以前入りまくるパナ#6永山選手の3Pなどで一時は最大19点差までスコアに差をつけられることに・・・

　　　【トムも熱く吼えます！】　　　　　【#0田臥選手気迫のｼﾞｬﾝﾌﾟｼｮｯﾄ】

　ここで負けられないブレックスは点差を詰めるべくがんばります。
　トムだって吼えちゃいます！


　　【#5メリット選手のシュート】　　　　【#15竹田選手のシュート】

　第2ラウンド後半は幾つかのフリースローのチャンスを生かし，なんとか11点差まで盛り返します。

　第2ピリオド：　リンク栃木 36:47 パナソニック


　　　　【ブレクシー＆ブレッキーのダンスパフォーマンス】

　今日は平日。
　お仕事でこれないブレクシーも炒るのでブレッキーも一緒になってのダンスパフォーマンス！

　ブレッキーって踊れるんだ。。。知らなかった。


　　【パナのOXLIPSも見事なジャンプパフォーマンス！】

　パナソニックのチアチームのパフォーマンスにも拍手！
　いや敵ながらあっぱれ。

　さあコートチェンジをしての後半スタートです。


　　　　　【でぃーふぇんす！でぃーふぇんす！】

　点差を縮めた勢いでこのまま同点に追いつきたいところですが，またもやパナの#6永山選手に出鼻で3Pを決められ，再び点差は16点差まで開いてしまいます。

　あぁ，勝利の女神には見放されてしまったのでしょうか・・・


　【#12アボヤ選手ジャンプｼｮｯﾄ】　　　【#12ｱﾎﾞﾔ&#34ｲｰﾄﾝの守り】


　　　　　　　　　　　【ディフェンスはしっかり！】

　でもあきらめないブレックスはディフェンスをしっかり組みなおし，攻撃に転じていきます。


　　【#1川村選手も猛追！】　　　　　　　【華麗なるエア】

　そしていつしか16点差あったスコアも2点差まで詰め寄ることに！

　いける！
　いけるぞ！

　ブレックスアリーナに駆けつけたファンのみんなが期待で大興奮していくのがわかります。
　結局第3ピリオド最後は少し巻き返されてしまいましたが7点差で終了。

　第3ピリオド：　リンク栃木 60:67 パナソニック


　　　　　　　　　　　　　【全員でまもり！】

　さあ，本当の本当に最後の運命の10分間，第4ピリオドが始まりです。
　幸先良くブレックスのポイントからスタートしていきたいところですが，いきなりターンオーバーをくらい点差を広げられてしまいます。

　そしてさらには今日の最も警戒すべき男，パナ#6永山選手にこの日8本目の3Pシュートをくらい，残り8分にして13点差をつけられてしまいます。

　だめなのか・・・
　もう追いつけないのか・・・


　　　【#8大宮選手】　　　　　　　　　　　　【#0田臥選手3P連発！】

　いぃ~やあきらめませんよ。
　選手たちはファイナル目指して勝つことだけに集中しています。


　　　　【みんな行くぞぉ~！！！って感じですかね】


　【#1川村選手ボールへ執着】　　　【#12アボヤ選手身体を張って守る】


　　　　　　【チャンスが来れば全員ダッシュ！！】

　#0田臥選手や#1川村選手の怒濤の反撃でついには2点差につめよります。
　この時点でスコアは，

　残り2分：　リンク栃木 77:79 パナソニック

　そして・・・


　　　　　　　　　　【#0田臥選手のスティール＆パス】

　パナソニック#1木下選手からスティールでボールを奪った#0田臥選手のパスを受けた#12アボヤ選手が全選手の気持ちをこめて叩き込んだような強烈なダンクシュート！

　残り1分：　リンク栃木 79:79 パナソニック　

　最後の1分でなんと同点に追いつきます。
　ブレックスアリーナは壊れんばかりの大絶叫！

　しかし，その後パナにフリースローを与えてしまい。

　残り45秒：　リンク栃木 79:80 パナソニック　

　もう時間がない・・・
　残り45秒と言うことはあと2プレイか3プレイでセミファイナルが終了することになってしまいます。

　刻一刻とプレイ時間が減る中・・・


　　　　　　【残り41秒で投じた#1川村選手の一投】

　残り41秒の時点で投げた#1川村選手の一投が・・・


　　　　　【逆転の2Pシュート～～～！！！！！】

　残り39秒にして奇跡の逆転シュートが決まります。

　残り39秒：　リンク栃木 81:80 パナソニック　

　場内はもう大興奮状態！
　でも油断はできません。
　残り39秒パナの攻撃をかわし，隙あらばさらにポイントを重ねなければ・・・

　終了のブザーのなるそのときまで気力の全てを注がなければいけません。


　　　　　【守って・・・守って・・・守って・・・守って・・・】


　　　　【全員で守って・・・全員で守って・・・全員で守って・・・】

　そして・・・カウントゼロ。。。

　ウォォ～～～～！！！！


　【勝利が決まり飛び込むように抱きつく#0田臥選手＆#1川村選手】

　割れんばかりの歓声，いや悲鳴かもしれません。
　場内を埋めるブレックスファンの歓喜の叫び声と共にブレックスファイナル進出の瞬間を迎えたのです。

　そして喜びを爆発させるかのようにお互いに駆け寄り抱き合う#0田臥選手と#1川村選手。
　この日の二人は23点，24点をたたき出す大活躍！
　普段の何倍もの意気込みをもってこの二人がもぎ取った得点だったのでしょう。


　　　　　　【ベンチからも全選手が飛び出して大喜び！】


　　【歓声のこたえる選手たち】　　　　　　【#0田臥ガッツポーズ！】


　　　【#8大宮選手男泣き】　　　　　　　【#34イートンガッツポーズ】


　【#0田臥選手やり遂げた笑顔】　　【#1川村選手もちょっと泣いちゃう】


　【称えあう#1川村&#12アボヤ】　　【#15竹田&#34イートン】


　　　　　　　【少年のような喜びガッツの#0田臥選手】


　　【ファンに応える#34伊藤選手】　　【にっこり#12アボヤ&#5メリット】


【勝利インタビューに応える
　　　　トーマス・ウィスマンHC】


　　【昨年の最終戦の雪辱を果たした#1川村選手と#0田臥選手】


　　　【最後にみんなで集まって！勝利の雄たけびだぁ～～！！】


　　【トム満面の笑顔】　　　　　　　　　　【#1川村選手も大笑顔】

　興奮冷めやらぬファンが大興奮のアリーナを去ろうとするとき，これまでのブレックスの奇跡，そしてファイナルへの想いがスクリーンに上映されました。


　　【JBLファイナル進出！】　　　　　【倒すは王者アイシンシーホース！】


　　　【これからが始まりさ！】　　　　　【栃木を日本一に！】

　GO BREX !
　GO BREX !
　GO BREX !

　残すは日本一のみ！

　決戦の舞台，代々木第2体育館へ
　いざ出陣！

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