SSブログ

ドライブ・マイ・カー #ドライブマイカー [映画大好き!]

 映画はスキを見てそれなりに観に行ってるんですが,鑑賞記事を書くのが超滞っておりまして。。。

 なんか映画記事書くの久しぶりっす。


 さて,こちらの作品ね。。。

 昨年の最初の劇場公開の時に行きたかったんですけど,めちゃめちゃ多忙で観に行けなかったんですよね。

 で,観てないうちにカンヌ獲ったり,日本アカデミー獲ったり。。。

 もしかすると本家のアカデミーでもなにかしらしちゃうんじゃないかと思って慌てて観ました。

無題.jpg

 前知識はほぼ持たない中での鑑賞。。。


 端的な感想を・・・

 なるほど国際的な賞レースに適した作品だな。。。

 賞を目指したといういやらしい意味ではなく,率直な作品の作風と言うか,方向性がそう感じられるということです。


 日本語,英語,韓国語,手話,etc...

 単純に言えば,今流行りの多様性というキーワードにあてはまるのでしょうが,なんとなく一括りにしたくないような気もします。

 この作品での色んな表現は,映画全体の主体をしっかりと覚え込ませるためのテクニックだったのかな?


 出だしは小説ベースの作品のトーンで始まり,いつしかそれがこの映画の骨格となり。。。

 物語の筋となる演劇の舞台も,その完成の過程をみるうちにいつのまにか夢中になっていく。。。

 淡々とした進行にゆっくりと着実に自分の感性が映画に引き込まれていくのを感じます。


 演劇の配役がそうであるように。。。

 映画の主人公,それを囲む登場人物の全ては何かしら関係し,良くも悪くもすべてが必要な存在で・・・

 だからこそ今の自分がある。

 なかなかそのことに気が付ける人は居ないし,あえて気付かないようにする人もいるのかもしれない。


 「無機質であった人生が,生を感じられる生き方に変貌していく映画」


 そんな映画でしたかね。

 約3時間の作品。。。

 「鑑賞」という言葉で言えば必要十分な上映時間であったと思います。


 エンディングの三浦透子演じるみさきの表情からは,それまでのただ生きているだけの人生から,未来を思って生きている人間に変わっていったことが良く感じられました。

 いや,どの出演者も凄い。

 改めてカーテンコールを期待する拍手を贈りたい!


※追伸 戯曲の造形を全く持っていないので,ワーニャ伯父さんの話はこの映画の中で見聞きしたことしか知らない。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。