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リアル・スティール #realsteel [映画大好き!]

 楽しみにしておりました。。。
 ヒュー・ジャックマンの新作!


 製作総指揮:スピルバーグ&ゼメキスの贅沢な布陣!
 いろいろ期待してしまいます。

画像

 さてさて・・・
 お話はちょっと未来のお話かな。

 でも悪戯にメカメカしててやたら未来チックな設定には無くて,人の生活する世界は現代そのまま。
 ただWRB(ロボット格闘技)だけがプラスされている感じです。
 ですからこのリアル・スティールそのものもロボットロボットした映画としてではなく,前評判の様に「親子の絆」を描く作品として観れる造りとなっていたんだと思います。

 主人公チャーリー(ヒュー)は冴えないロボット格闘技プレイヤー。。。
 場当たり的な毎日に借金がかさみ,周りの人々も彼の前からどんどん離れて行ってしまいます。
 かつては世界チャンピオンに臆する事なく全力で向かい,チャンプをも圧倒する魅力を持っていたボクサーだったのに・・・

 そんな彼の元に幼い頃に分かれた息子マックス(ダコタ)が来る事に・・・
 でも息子の事ですら,目先の金づるにしか考えていなかったチャーリー。。。
 マックスはそんな父親の行動を見透かし,軽蔑の目線でしか彼をみる事ができなかったのです。

 なんとか手に入れたロボットで賭け試合に臨むものの,やはり惨敗してしまいます。
 この時の漢字まみれのロボット「ノイジー・ボーイ」が,またエヴァンゲリオンと武者をあわせた感じでデザイン大好きです!
 これのフィギュア出たら欲しいな。。。
 
 失意の中,ジャンク置き場でロボットの修理パーツを探す中,マックスは前世代のスパーリングロボット・アトムを見つけます。
 チャーリーの反対を押し切る中,マックスは唯一のこったこのロボットで賭け試合にでることを熱望します。
 捨てられていた孤独なロボットにマックスは自分の姿を重ねたんでしょうかね。。。

 軽快な動きとタフなボディーのおかげでアトムは勝利を収めます。
 それをきっかけにアトムは各地の賭け試合を転戦!そして連勝して行きます。
 旅する中,チャーリーとマックスはプレイヤーとして,トレーナーとして,パートナーとして,良い関係になって行きます。
 でも父子としては・・・

 マックスはチャーリーに語ります。。。叫びます。。。
 「僕のために戦ってよ!」
 「Yes You Can !」

 次第にボクサーであった頃の夢や自信にあふれていた自分を思い出して行くチャーリー・・・
 息子を思う気持ちが抑えられなくなって行くチャーリー・・・
 そしてもちろんマックスのチャーリーを見る目も,どうしようもない大人→父親へと変わって行くのです。

 物語はクライマックスのWRB世界タイトルマッチ『REAL STEEL』へ!
 超重量級の絶対王者ゼウスとの闘いに親子として闘いを挑むのです!
 「きっと勝てないよね・・・」
 マックスは父にそう呟きます。。。

 それ程までに圧倒的な強さを誇る「ゼウス」
 ゼウスには超最新型のOSが搭載され,戦闘中に常に学習・進化をし,相手の次のパターンを予測して戦うハイテクモンスター!
 ゼウスに勝てる術など考えつく事もできません。。。

 このクライマックスのタイトルマッチはもう「ロッキー」そのものです!
 アトム!アトム!アトム!アトム!
 劇場でなかったら大声で声を張り上げ,拳を突き出してアトムコールをしてしまいます。
 世界王者ゼウスっていうのもなんとなくロッキーの「アポロ=ゼウスの息子」とリンクしてそうな気がしますね!

 ボロボロになりながらも最終ラウンドを迎えるアトム。
 ゼウスにとってもここまでの苦戦は想定外だったのでしょう。
 そう,あの最新OSをもってしても予測し得ない程の。。。

 しかし,アトムは肝心要の音声コントロールシステムを失ってしまいます。
 最終ラウンドを棄権するのか・・・

 最後の手段です。。。
 コントロールシステムを破棄し,アトムに元々備わっていたシャドー機能(みた動きをコピー出来る)のみでゼウスに挑むしかないのです。
 そしてそのコピーする相手は・・・
 もちろんチャーリーです!

 かつてボクサーであった時の試合を彷彿するファイトでチャーリー=アトムはゼウスを叩きのめしていきます。
 絶対王者に臆する事なく,前へ!前へ!
 自分のファイトスタイルがアトムに乗り移ります!

 躍動するアトム!
 それは父親の生き生きとした闘いの姿を投影したものなのです。

 リング上のアトムを応援するマックスの目は,いつしかリングサイドでゼウスと戦う父親の姿に魅入っていきます。
 自分のために全力をもって絶対王者に挑んでいく父親の姿・・・
 前へ!前へ!勝つために!息子のために!
 (涙)(涙)(涙)・・・・

 そして試合終了のゴングが・・・
 結果は映画を観て確かめてね!

 うーん!
 大好きなジャンルでしたので,間違いないと思ってましたが期待通り!いやそれ以上でしたね。

 ヒュー・ジャックマンが大好きで観に行った感もありますが,子役のダコタ・ゴヨもスゴいですね。。。
 最初の父親を信頼していない姿。。。
 アトムとダンスをする姿。。。
 チャーリーに懇願する姿。。。
 どれもシーンに応じた素晴らしい演技をしております。

 このダコタ君,デビュー作なのかと思っていたら,「マイティー・ソー」で子供の頃のソーを演じていたそうで・・・
 実はマイティー・ソーまだ観てないんですよね。。。
 そしたら今回の映画は「ウルヴァリン(X-MEN)」と「マイティー・ソー」の共演だったのですね。。。

 いろいろご紹介したいとこはもっといっぱいあるのですが,その辺は全て劇場で観てみて下さいな!

 あ,なにやら続編の話もあるようなないような・・・
 ついでにヒュー・ジャックマン出演のお薦め映画「プレステージ」も観てね!

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追伸)
 エンドロールを観ていてビックリしましたが,ボクシングのスーパーバイザーとしてあのボクシングミドル級の元世界チャンピオン!シュガー・レイ・レナードの名が!
 アトム=ヒュー・ジャックマンの軽やかなボクシングスタイルはなる程そういうことであったかと頷かされてしまいました。


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